散文は内から出てきて、俳句は外からくると、夏井先生はいう。佐和子の朝という番組のなかで聞いた。
こういう一言であったり、季語の世界の話を聞いていると、確かに誰でもできそうで、事実、夏井組長は、ちょっとした会話から、俳句を作っていく、いや、作らせる。
だが、投句を始めると、どうすれば、入選句ができるだろうかなどと邪念がでてきて、途端にむずかしくなる。
兼題が出ると、その実物を見に行ったり、ネットで調べたりするのだが、なかなか「外から」来てはくれない。
無理やり作っても、詩にはなりそうもない。苦吟するというが、まさにそんな言葉がピッタリである。こういうとき、投句仲間がいると、お互いが刺激し合うことで、なんとか投句を継続しようと努力することとなる。
こうした仲間がいないとすれば、投句をしなくなることもあるだろう。実際、仲間は着実に投句し続けているし、自分もまた、満足いくものがないとしても投句だけは続けてきている。
持続力だけはたいしたものなのである。夢をもてることの幸せを思っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます