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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

体温の懐かしさ

2017年03月05日 10時05分51秒 | 思考試行

こうしてパソコンにむかって、椅子に胡座に座っていると、我が家の老猫が胡座の場所を居場所と決めてやってくる。今もそうしている。もう相当の年齢であり、耳は不治の病で膿の匂いをさせている。数年前に体調を崩したときがあって、動物病院に連れて行ったところが、もういつ死んでもおかしくない状態で、呼吸が苦しくなっているとのことで、特殊な機械の購入を家内が勧められ、外で待っていた小生に相談に来た。言下に却下。そんな余裕なし。

その後、オカシナ咳をするが、別の動物病院で得た目薬を耳にさすとソコソコ効いて、今も元気でいる。こうしてほのかな匂いをさせながら、格別苦しがる様子を見せることもなく、小生をいれものにしてジットしているさまは、それなりに幸せの形である。

猫の体温が心地いいし、猫の側だってそうだろう。時折の身動ぎがお互いのつながりを意識させる。こんなふうに誰かの懐で過ごしたこともあった。貧しい若い父親の寝床に潜り込んだ記憶がある。猫可愛がりなどはされなかったし、気持ちの繋がりを感じたわけでもないが懐かしい思い出だ。