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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

誰が誰にそうしたのか

2017年03月27日 09時58分54秒 | 思考試行

事態がはっきりしてきて、当事者の言い分が食い違う場合、どんな現象がおこるのか。権力側は、権力の座を守ろうとし、事業を行おうとしたものは、自らの言い分を訴える。

これは、まさに、国民をどうやって締め上げようかと、否、「国民のために」天皇を中心とした社会、価値観を広めたいとする人同士の、いわば、同志どうしの争いである。

官僚も事がうまくいくように「忖度」していた。それもやっていないと強弁する。彼らもまた、権力側として、同じ価値観を持つ。

そして、天皇中心といいながら、実際の本音は決してそうではない。天皇をいわば道具として考えているだけで、天皇の意思を具現化しようなどとは考えてはいない。

考える主体は、権力であって、天皇ではないし、国民でもない。彼らがかれらの価値観にために考えるのである。この考え方から、共謀罪に発想がでてくる。人々を分断し、異質分子をあぶり出し、締め上げるための道具がほしいのである。

こういう馬鹿げた状態から抜け出すためには、どんな作業が必要なのだろうか。国民は簡単には目覚めないし、権力が心配するような状況は、取り立ててない。だが、今回の事件では、珍しく、その骨組みが明らかになっている。それでも見えないとすれば、結構たいへんなことである。