ひさしぶりに、京都へ出かけた。竹内栖鳳展が目的である。平日にもかかわらず、入場者が多い。人気が高い。紅葉も素晴らしかった。だが、空が変だ。
青空があって、白い雲があって、そこまではいいが、一方で低くたれこむ黒い雲がある。こんな変な空はどのようにしてできるのだろうか。
はたして、一時的に、雨が降り出す。高速道路上で、明らかにハンドルを取られるような風も感じる。竜巻が起こりかけているのだろうか。
視界には、遠くに、日があたって、輝く町並みがある。しかし、当方は、雨の中である。局地的に天候が違う。かつては、雨といえば、見わたす限り雨であり、晴れといえば、見渡す限り晴れだった。
それが違う。晴れていても、空の一部は低く垂れこめた黒い雲があり、しかも、白、灰色、黒とまだらであり、事があれば、大変化をするような雰囲気がある。
これが異常気象の一つの現れであるとすれば、なんとわかり易い指標である。この異常な空をなんとかしなくてはならないということになる。
世界各国の空はどうなっているのだろうか。日本各地の空はどうだろうか。