人が助け合って生きていくには、ルールがいる。そこには、絶対に守らなければならないもの、守ったほうがいいもの、どちらでもいいもの、などいろいろある。
式典で、君が代を歌っているかどうか、教師の口元を管理者がチェックしているという。橋下氏のガバナンス強化の主張の反映である。
こんなことなら、教師には絶対になりたくない。君が代を強制するのは、戦前の出来事や、理不尽な支配の記憶を呼び起こす。
橋下氏は、新人の職員を迎えての市長としてのあいさつというか、訓示で、居眠りをしている者を発見し、その場に立たせ、所属と名前を言わせたという。
従来にはみられない新しさを感じるとともに、危ういものも見える。権力を持つ者は、よほど自戒しないと横暴であってもその主張は通ってしまうので、エライさんになってしまう。勘違いをしてしまう。
君が代強制は、筋が悪い。そういう場所にはいきたくないし、君が代が国歌というのも受け入れたくない。そういう考えは、健全かどうか、これは健全である。強制するものではない。