その人自身が、何かの事業をして成功したという人は、例えば、松下幸之助さんのような人は、運もあっただろうが、生きている人間として、間違いもあり、困難もあったなかで、成功したということで、だれもがそうなるとは、当然限らないし、同じようにできたとしても、あんな大成功をするとは思えない。
しかし、アメリカの啓発本のなかに、その人自身が、考え方を改めて、積極的な生き方そのものを提唱して、その事業が大成功して、成功者となったという人もいる。
人間として、健康的というか、あたりまえというか、ものの考え方や、行動の源泉となるようなことを研究して、コンサルタントとして、成功しているのである。
これなら、いわば、誰にも可能な成功者になれる道筋である。そして、そこには、利他的であることや、感謝や喜びや、感情のコントロール、対人関係について語られる。至極もっともなことが書かれている。
自分に今いる状況下で、こういうことを実践してみると、たしかに、意味がある。妻がなんだか不機嫌になっているとか、疲れ気味だとか、気付けば自分の振る舞いを反省してみて、手を差し伸べると、自分に原因があったなどということがわかったりするのである。
とにかく、自己本位とか金儲け専一だとか、こういうせまい了見では、人生はつまらない。豊かで、幸せな人生というのは、そんなに、難しくないのかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます