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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

機械の進歩はすごいけれでも使う人間の程度はどうなのか

2019年06月18日 23時21分45秒 | 思考試行

 パソコンと付き合うようになって、もう何年になるだろう。高校生時代にトランジスタが登場して、真空管時代が終わろうとしていた。それから、50年と少し経過して、世の中すっかり変わった。

 もはや、人間の手で電子回路をいじることもない。大型コンピュータよりすごい機能をもったパソコンを、いまこうして操っている。夢のような世界となった。

 文章を手書きではなく、あこがれの活字のスタイルで表現できるようになった。そればかりでなく、広く自分の意見を発表できるようになっているのだ。

 ただ、書き手の水準が、これに応じて高まっているわけではなく、人類の健全な発展のために、資することができる情報を表現したくとも、能力は追い付かず、思うようにはなっていない。

 人類そのものは、こうした機械の進歩にふさわしい進歩を遂げているだろうか。

 うかうかしていると、機械の進歩が、人類の進歩を追い越し、ために人類の絶滅につながりはしないかと危ぶまれる。

 それでも、若い人々の活躍ぶりをみていて、しっかりしたふるまいをみることも多い。人類は、着実に進歩のプロセスを歩んでいるようにも見える。

 世界は狭くなり、情報は一瞬にして世界を駆け巡る。その中で、人為的に情報を遮断する国もあり、人民にその事実を知らせず、為政者の都合のいい操作もなされている。

 こうしたなかで、低レベルの対立があり、戦争をするためだけに作られた船や、航空機や、戦争専門の人間、つまり兵士が移動している。

 何か問題を作り出し、いつでも、火花を立ち上がらせるかもしれないような状況を作っている。どこで、どのような接触が生ずるか、わからない状況である。

 戦争が起こるかどうか。これを避けようとしている人間の姿よりも、非難の応酬をしている人間の表情や、ふるまいは、実際に権力をもっており、彼らの姿の方が、はるかに大きくみえる。

 本当に、彼らが、決断しさえすれば、戦争ができる状態になっている。いつでも、なにかやらかすことができそうな雰囲気である。これだけ歴史を重ねてきても、人類社会の状況は、この程度である。暗澹たる思いを拭い去ることができない。