goo blog サービス終了のお知らせ 

空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

一言の声掛けで

2019年06月16日 00時11分28秒 | 思考試行

 探偵ナイトスクープは、最近でこそ、必ずというほどではないが、以前は欠かさず見ていた。一昨日の金曜日、久しぶりに探偵ナイトスクープを見た。

 夫婦の問題で、奥さんからの依頼で、もう7か月も目もあわせないし、会話もしないという。大きな子供が二人いるのだが、二人とも、夫婦別れも仕方ないか、と思い始めているという。

 依頼を受けた探偵は、自ら離婚経験者のタムケン探偵である。依頼者の妻の話をきき、子供らの話も聞く。そして、一言かけること、そして、夫の好物である海老フライを作ることにして、夫の帰りを待つ。

 奥さんは、海老フライの準備をしながら、何度も、声掛けの練習をする。子供たち二人と探偵は、別室で夫の帰りを待っている。そんな状況のなか、夫の帰宅。

 妻は、「お帰り」と声をかける。そして「海老フライ・・・」という。が、画面の夫は、これを無視して、何の反応もないようにみえた。別室の3人は、ショックを隠せない。

 そこで、3人は、奥さんを呼び、次の対策を立てようとするのだが、聞いてみると、反応がないとみていたのだったが、奥さんは、「おっ」という反応があったという。3人は、まったく反応がないと思っていたので、びっくりして、これは脈ありとなった。

 当の奥さんは、その反応を重視してはいず、むしろ、不十分とみて不満そうだったのだが、3人の反応に驚いた様子であった。

 これは、直接話し合おうとなって、夫のところへ、3人と奥さんが顔をあわす。夫の驚いた様子。だが、そこからの話は早かった。夫は、離婚を切り出されたら、仕方がないと思っていたとか、本人としては、自分から、わかれる気持ちは全然なかったという。

 子供たちは、母親が頑固であること、どちらかといえば、母親が悪いとはっきり言う場面もあった。夫婦の話は、結構ギクシャクした面もあった。妻が「離婚か、別居か、保留か」というなど、はっきりと仲直りを提案したわけではない場面もあったりした。保留ってなんや、の声をあがる。

 それでも、夫婦で、本音を話せるようになって、仲直りが成立したのであった。例によって、西川局長の目には、いっぱいの涙であった。この番組のいいところである。

 演技ではないから、ハラハラさせられるが、素直であることの大事なことや、いろいろ教訓的な要素があって、この番組は素晴らしいと思う。

 思いやりとか、「一言」とか、仲直りのきっかけとなるちょっとした事の大事さを教えてくれる。

 アメリカ、イランもこういう具合にいかないものか。