空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

すべてはいつか必ず解決する

2019年06月05日 00時05分36秒 | 思考試行

 今や、科学技術の発展は、先の先まで見通せるようになってきた。太陽系の運命まで見通している。今や、誰にも常識となっており、時間はだいぶ先だけれども、地球は必ず、でかくなってくる太陽に吸収され、すべてのものは、あとかたもなくなくなることになる、ということを知っている。

 先の先まで見通せるということは、虚しい思いをもたらすのだろうか。今、人類の歴史は、西暦で2019年でしかない。それ以前もわかってはいるが、ともかく、キリスト以後、たったこれだけしか人類の歴史は経っていない。

 だが、気の早いことで、先の先まで、見通す人々が出てきた。解らないのではなく、わかるのである。太陽の振る舞いやら、なんやらをみていて、それがわかるというのだから、人間は大したものである。

 我々は、どっちにしても、反論する術をもたない。言っている人間は、ある水準以上の人間であって、その常識を我々は信仰しているだけかもしれないが、どうやら、そんな信仰の世界ではない。あきらかに、迷信ではない確証を、あるレベル以上の人間は、把握していて、まさに、常識として認識されている。

 これが、得体のしれない絵空事かどうかについては、各自が判断しなければならないが、さすがに、表立ってこの学説に反対する動きは見られない。

 だが、現実には、誰がなんと言おうと、そんなことには聞く耳をもたず、聖書の記述だけが正しいという人々がいる。それらの人々が、世の中を動かす、現実の政治的な力となっているという。

 そんな馬鹿なことと言おうと、現実にあらゆる情報を遮断して、その信念で生きている人々がいる。これには絶望的な思いを禁じえない。

 どのようにして、人間らしく、合理的にお互い過ごしていくことができないものかと、いくら嘆き悲しもうと、聞く耳をもたないと決心した人々を説得することはできない。ましてや、その根拠を示せるほど、こちらも、専門的な知識の持ち合わせはないのだから、切歯扼腕する他ない。

 それでも聖書をそのまま信じているという人々を、そのままにしていいのかと言えば、それには賛成できない。そんな人々の声が相対的に大きいとすれば、そこに世の中を改善する、一つの着手開始点であろうとは思う。

 偏見は、おそらく、この世に満ち満ちていて、それが地球上の人類の正常な発展を阻害しているのは間違いないと思うが、歯がゆいことである。

 だが、必ず、地球はなくなるし、あれやこれや、すべては意味がなくなり、解決することは明白なことであることを知ったうえで、死ぬまで生きるということになる。