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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

若者の保守化について

2017年10月29日 09時15分07秒 | 思考試行

今度の選挙で、若者の保守化が言われている。これは、若者たちの頭を抑えている連中の思惑が「成功」していることを意味する。

非正規雇用が増え、議会はロクに討論もせず、多数決でどんどん決める。選挙が終わればすべては終わり。これでは、早晩民主主義はなくなる。戦前の日本はまさにそうであった。

権力が自分の思うままに、行動する。弱者のことは関心にない。出世さえすれば、あとは部下を思い通りに使い捨てる。こんなのがいいわけない。それでも、権力体制ができてしまうと、それを変えようというのではなく、その条件下で、自分の立ち位置を決めているようだ。

これでは、新しい方向はでてこない。現状打破にむけて、行動するためには、現状についての認識が必要である。今のままでいいとするのか。それとも、何事か理想を持っているのかどうか。

日本の場合は、戦争に負けて以来、アメリカ従属の道を歩んできている。アメリカの独善にも付き合い、それなりの利益も得てきている。だが、そのプロセスにおいて、日本の国民の土着している思いやりであるとか、助け合いであるとか、日本の良さが磨り減っているようにみえる。

職場で、権力的な上司のことを先回書いたが、その後、まもなくして、労働運動がふたたび活発になってきた。如何に生きるべきか、物事をどう考えるか、青年たちはそんな話をするようになった。職場のあり方についても、当然問題となった。その頃から、威張る上司の姿はきえた。