危ない選挙である。オブラートを外して、本音をだしてきている。これで、議席をとってしまえば、論議や、考えるヒマなど与えずに、事態が新たな段階へ進んでしまう。
安倍対小池みたいな、図式が言われているが、これは、なんの選択にもなっていない。どちらに投票しようと、一緒なのである。これは怖い。
どちらも憲法を変え、集団的自衛権を認めるというのだから、これは、戦争への道をまっしぐらである。あたかも、争っているように見えて、その本質は、どちらでも結構というのだから、どうしても騙されそうになる。
前原氏は、共産党を目の敵にしているが、その理由を言わない。常識のように排除してみせる。彼の頭のなかには、アメリカのような二大政党が理想像であるようだ。
小選挙区制は、二者択一を指向している。現状の生活のなかで、将来を見通したようなはなしよりも、似たような現状のなかでの選択になりがちである。というか、その方向へ寄せようと現有勢力は、誘導する。
それに外れるところは、徹底した無視を決め込む。民意の反映など眼中にない。
戦争へ一直線を安倍希望
どんな社会が理想であるかは、なかなか難しい。だが、戦争をしない、させない、という一点で、今の時点は、きっちり選択しておくべきだろう。