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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

小選挙区制の欺瞞

2017年10月25日 17時35分01秒 | 思考試行

選挙して、国民の代表を決めて、ものごとを進めていくのだとすれば、どうやっていくのかについて、細やかに民意を反映しなければならない。

どういう意見を国民が持っているかについて、できるだけ精密に、その考えを反映した施策にすることは当然だろうと思う。

中国、北朝鮮のように、武力で政権を取った国は、民意がどうのこうのではない。党がすべてを決め、国民はそれに従うばかりである。集団指導体制といいながら、結局は、たった一人の人間の独裁になりがちである。

そのために権力争いは、激しいのだろう。北朝鮮では、粛清がさかんに行われる。恐怖政治となる。

翻って、日本の場合は、いろいろ制度の変遷があって、今は、小選挙区制と比例代表制の併用となっているが、相対的に少しの優位さで、議席の多数をしめる。すなわち民意を反映せず、政治を進めるうえで、多数決による、権力にとってやりやすい選挙制度である。

有権者比にすれば、わずか20%足らずの意見で、全体に関わる政治をやれるのである。

よくもこんなひどい制度を考えたものだ。