自分の周辺部ばかりに関心があって、大きな問題には、近寄らない。それは、たいてい個人の利益とは直結しないからであると思われているからだろう。
だが、今回の戦争法案では、明らかに個人の生活に大いに関係がある。世界に向かって、アメリカの子分として、戦場に立とうというのだから、これは大変なことである。
アメリカは、正義の味方かといえば、そうは言えない。資本の力が強く、政府もコントロールされているとみていい。戦争を引き起こす動機がある。戦争を継続しなければ生きてはいけない構造、仕組から抜け出すことができなくなっている。
その構造に、日本も引き摺りこまれようとしている。自公与党政権は、国を守るといって、国を危うくさせ、国民を守ると言って、実は道具とし使い捨てにする政策を継続している。
派遣労働者を確定化し、拡大し、貧富の格差をますますひどいものにしようとしている。この実情からどうやって、平和な日本、国民みんなが幸せに暮らせる国にできるのかは、一人ひとりの見識にかかっている。
国民一人ひとりを、本当に大切にする政策を実行する政権を樹立しなければならない。それはどこか、なければ作らなければならない。誰が作るのか。それは、一人ひとりの我々である。