生きてきた道中を考えると、いつもどこかで、頭を叩かれたり、自分のせいで、不都合なことをおこしたりして、ものごとに、あまり、積極的に取り組めてこなかったように思う。
どこか、抑制的で、教室でも、積極的に発言するわけでもなく、地道な努力ができていなかったし、ふわふわと集中できずにきた。
特に数学などの教科について、不明な点や、苦手な分野もそのままに、今も解決することなく、単純に苦手として放置している。能力の問題もあるが、それは努力で、かなり、克服できるはずである。だが、してはいない。
どこかで、そんな性癖を克服して、正々堂々と、自らを打ち出し、勝負をする、そんな男になりたいものだが、これが性格というものか、多くのひとが集まるところでは、何か質問はと言われても、あとで調べるか、ぐらいに思う始末で、朗々と、質問する人をみると、素晴らしいと思う。
その内容が、大したことでなく、むしろ、下らない質問であっても、それはそれで、人を勇気づけるテナことで、充分意味がある。
それに、固執して頑張られても困るが、そうであれば、どこかの時点で、頭をうてばいいのである。そして、その人は成長する。まあ明るく、朗らかに生きていくには、工夫もいるし、技術もいる。