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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

発信の能力を

2012年06月16日 18時10分34秒 | 思考試行

他人がこう言うから、そうする、とか、誰それを信用して、つき従うとか、そこに、自身の意見、見識がなければ、まことに危うい。自立して、自己決定をすることをしなければ、生きている意味がない、といいたい。

オーム真理教のことをあげるまでもなく、カリスマ教祖がいて、奇妙な教えを振り回す。これにつきしたがう人々。自身の努力は、つき従うことだけで、教祖の自信ありげな態度に右へならえ、して自信満々のふるまいとなり、それが、錯覚の生きる自信となっている。

よほど反社会的にならない限り、この盲目集団は、教祖の思うままに操られることとなる。教祖は、合法化維持のために、姿を隠す。信者の前にだけ、それも幹部だけの前だけである。著作は、つまらない、彼の日常生活の「活動」のあれこれ。それを信者たちが有難がる。

いろんな集団があって、本当に自身の意見、見識で行動できる人は、意外に少ないのかもしれない。親、兄弟、先輩、後輩、さまざまな人間関係や、雇用関係などなど、自立の時期は、教育の中身にも影響される。頭から、洗脳するようなシステムであれば、自立の機会が得られないかもしれない。

これからの時代は、おそらくは、個人個人が、自分の価値観をもちつつ、それが、借り物ではなく真に自由人としての選択ができるかどうかが、全体として、人類の健全な発展を保証するのではないかと感じる。

違いのなかで、共通したものが発生する。このことについて、深めていきたい。発信の能力は、このための前提条件であると考える。

 


プライムニュースから

2012年06月16日 10時58分57秒 | 思考試行

昨日、BSフジテレビで、消費税増税をめぐる各党の合意をさぐる動きをリアルタイムで追いながら、スタジオでは、自民野田議員と民主篠原議員が登場する番組があった。もうひとり、民主の議員も前半で参加していた。

あとは解説委員と、伊藤氏(評論家)それと女性アナである。この番組は、午後8時から10時まで、CMがはいるものの、連続してその日のテーマに沿って、出演者が相当の時間、発言するので、かなり「事情」が見えてくるような気がする。結構いい番組だと思う。

自民、民主ともに消費税増税をしないと、タイヘンなことになるとの、「共通認識」がある。国際的にみても、日本政府の借金率が突出しているけれども、それが、どうしたという気もないではない。彼らの認識ほどには、こちらはそういう気分にはなれない。

家計が借金まみれであれば、金を返せと要求されて、資産という資産を売り払い、なおかつの請求には、最後的に自己破産ということになるのだし、その先は、生活保護で、一定の流れがみえる。まあ、生きていければいいかという世界である。それでも、金を貸してくれる人がいるかぎりは、どこまでも贅沢は可能だし、遊んで暮らせる人もいるわけだ。

国の場合は、ギリシャのように、外国から借りた金が返せないとなれば、国全体として、切り詰めろとなるが、それは力関係であって、いつまでも金を貸してくれるところがあれば、国民へのサービスを切り下げる必要はないことになる。

現に、日本の場合は、国内で調達した金を、アメリカに貸し与え、アメリカを支えているのであって、日本政府は、国民から借金をして、アメリカがそれを使うという構造だから、アメリカは、日本が金を貸してくれるかぎり、高い武器を、日本にうりつけたりしながら、借金を続けて、いくらでもやっていけるてなもんだ。

日本の国債は、そのほとんどを日本の金融機関が買っているという。国債の価格がいつ暴落するかといえば、国債を買わない傾向が出てきたときということになる。銀行が融資したくなる分野がなく、安い金利で集めた金を国債を買って利ざやを稼いでいる状態では、不健全で展望がもてないが、最後のしわ寄せは国民から搾り取るという構造がつづくかぎり、彼らは安泰なのである。

積み上げられた、企業の内部留保や、大金持ちから弱者への金の流れを作り出さなければ、経済は健全にはならないだろうと思う。金が金を生む、のはマヤカシであって、これを正当なビジネスとみるのはいい加減にやめないといけないのではないか。