テレビドラマで、みたのだが、デジャブ感がある。こういう人が、たしかにいる。仲村トオル演ずる大友鉄刑事である。
そういえば、出演者がいわゆるどうしようもない悪役がいない。それぞれ、曰くがあっての事件である。いってみれば、良心的な犯罪とでもいおうか。
それでも、そこには、犯罪としての意味があり、ちゃんと傷つく人がおり、それは、許されないことだが、その対処の仕方が人間的であり、後味のいい、ドラマになっている。
こういうドラマは、本当に気持ちがいい。実際の生活のなかでも、こんな具合であるといいのだが。それぞれの個性を生かしあってまた、能力を発揮して、人生に臨む。
そこには、お互いが、お互いを尊重している。いいではないか。選良といわれる国会議員の先生方も、このようであってほしいものである。決して困難なことではないと思う。
角突きあわせて、目を吊り上げるばかりが、政治家と思われてしまう。魅力的な人物になってほしいものである。