部品の丸ごと取り替えになる。おそらくは、部品のなかの、またまた、一部の部品の故障であるはずなのだが、これだけ部品のなかが、大量の部品で構成されていると、その一部品を特定することは不可能だし、効率も悪い。したがって、その部分の構成単位である部品を丸ごと取り替えるのである。
機械の部品を取り換えるといっても、その部品の所在地まで到達するのが、また、大変である。あちこちに隠れネジが存在するし、そのすべてに対処しないと、部品には到達できない。これが、ネックとなって、素人には手がでない。ここが、簡単にできれば、どんどん改変していくことも可能だろうが、おびただしい数のネジをみていると、手を出そうという気にはとてもなれない。
修理の人は、二人がかりである。それも合理的である。なにやら、相談しながらやっている。部品交換だけといっても、そこへいくのが大変なのである。そして、集中力がとぎれない。一人では、やりきれない気分になるのではないだろうか。協力しあって、事にあたる意味をみる思いである。
まだ、購入して間もない内の故障であったから、無償であったが、コストとしては、新たに新品の機械を購入できるぐらいは、充分にかかっている。仕組みもわからず、ただ使い方だけで、すべてをわかっている気持ちでいるが、なんとも、脆弱な世界に住んでいることを実感させられたひと時であった。