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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

原発再開から

2012年06月15日 10時43分59秒 | 思考試行

原発ゼロの状態から、再開することは、3.11前にもどることになる。組織をいじっても、基本の考え方が、既得権益を守ることであるから、新しいエネルギー政策は、頓挫するかもしれない。

電力を通じて、日本を支配する構造が、みえてきたが、この構造を変えない限り、動きは元の地平に戻ろうとする。あの事故があっても、人間にとって、最終的な問題解決を先送りにし、さらに問題を積み上げていこうとするのだから、これでは、人間社会の先行きの見通しは、まことに暗いと言わざるをえない。

人間社会は、早晩行き詰まり、どうしようもなくなって、滅び去ることになる可能性が高くなってきている。いずれにしても、太陽の寿命もあることだし、遅かれ早かれ、地球の寿命も有限であるのだから、大したことではないのかもしれない。

そんなに長期をかけなくとも、早々に、自滅することを選択することを意味しているのだろう。

再開のうらには、日本の支配構造の意思が働いている。この構造を、根底から覆さないかぎりは、首相の座を獲得したからといって、新しい方向へとカジを切ることは、実現できない。力の根拠を、しっかりと奪いとらなければ、真に望ましい方向へと進路を変えることはできない。

小は、中小企業の社長あたりから、大は、大企業の社長連中、富裕層、まで、支配する力を持っていると思う連中の庶民をみる本音、目線はどこにあるのかということである。彼らは、自分より、力がないとみたモノをどう考えているのかである。

ひとことでいえば、「アイツラはバカだ。」と思っている。消耗品として扱い、理不尽な切り捨てをしても平気なのである。都合により、ルール変更をし、賃金を下げることも合法化した。手数料だって、勝手な理屈で、どんどん下げる。恥知らずな連中である。まことに残酷なのである。

不労所得の金儲け亡者が、ますます、財を貯めこんで、庶民の暮らしを圧迫し、貧困に落とし込んでいく。なんの躊躇もない。これが実態である。原発再開の事情には、この実態、実状のあることを知らなければならない。さて、この連中から、どうやって、その力をもぎとっていくのか。庶民は、真剣に考えなければならない。