(原題:The Next Three Days)
----これって、フランス映画『すべて彼女のために』のリメイクだよね。
「そう。
前作も緊迫感に溢れていてオモシロかったけど、
これもなかなか。
最初はランニングタイムが134分と聞いて、
正直、ビビっちゃったんだけどね。
なにせ、監督がポール・ハギス。
『クラッシュ』だとか『告発のとき』だとかの
硬質な映画を手掛けているだけに、
変に社会臭がいっぱいになっていたら
ちょっといやだなと…」
----ニャるほど。それは分かる気がするニャあ。
「ところが、
これが実に巧くできている。
詳しいお話は、
『すべて彼女のために』を参考にしてもらうことにして、
さわりだけを…。
上司殺害の罪に問われた妻ララ・ブレナン(エリザベス・バンクス)
無罪を確信する夫ジョン(エリザベス・バンクス)は裁判のため奔走するが、
殺人罪が確定してしまう。
そこで、彼は、脱獄のプロ(リーアム・ニーソン)と会い、
彼から聞いた話を基に、
妻を脱獄させ息子とともに海外へ脱出するという、
だれが見ても不可能としか思えない大胆な作戦を実行する」
----どうだったの?
「前作は、ぜい肉をそぎ落とした、
そのスピーディな展開がお見事。
さて、これにどう肉付けするのかな?というのが、
今回の最大の注目ポイントとなったわけだけど…。
エピソード的には、
オープニングに、ララと殺害される上司とのわだかまり、
そして、エンディングに、
殺害現場での刑事たちの再検証を入れたことかな。
実は、この検証のシーンでぼくは
(『殺人の追憶』)を思い出したんだけどね」
----ニャるほど、余韻があるわけだね。
でも、それだけじゃ持たないでしょ?
「もちろん。
その分、ポール・ハギスは
映像として魅せる部分をいくつも取り入れている。
なかでも白眉なのが、
車で脱走する途中、
絶望感に襲われた妻が車から身を投げようとするシーン。
片手でハンドルを握り、
片手で妻の手をつかみ引き上げる。
当然に車は蛇行し、あわや大惨事に…。
これをポール・ハギスは、
(『M:I-2』)ばりの
華麗な映像で見せるからたまらない」
----そうか、元より、
普通に考えれば、不可能な物語だけに、
映像で迫るわけだニャ。
「うん。
それでも映画の根底に流れる
“妻への揺るがぬ信頼と愛”、
“絶対に、なんとかする!”。
このふたつが、
しっかりと引き継がれているだけに、
感動と興奮は揺らぐことはない。
大きな声じゃ言えないけど、
ぼくは、ポール・ハギスの中では
今回が、いちばん楽しめたね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「家族の絆は何よりも強いのニャ」
※ブライアン・デネヒーの出演も嬉しかった度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
「ラムの大通り」のツイッター
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はポーランド・ポスターより。
----これって、フランス映画『すべて彼女のために』のリメイクだよね。
「そう。
前作も緊迫感に溢れていてオモシロかったけど、
これもなかなか。
最初はランニングタイムが134分と聞いて、
正直、ビビっちゃったんだけどね。
なにせ、監督がポール・ハギス。
『クラッシュ』だとか『告発のとき』だとかの
硬質な映画を手掛けているだけに、
変に社会臭がいっぱいになっていたら
ちょっといやだなと…」
----ニャるほど。それは分かる気がするニャあ。
「ところが、
これが実に巧くできている。
詳しいお話は、
『すべて彼女のために』を参考にしてもらうことにして、
さわりだけを…。
上司殺害の罪に問われた妻ララ・ブレナン(エリザベス・バンクス)
無罪を確信する夫ジョン(エリザベス・バンクス)は裁判のため奔走するが、
殺人罪が確定してしまう。
そこで、彼は、脱獄のプロ(リーアム・ニーソン)と会い、
彼から聞いた話を基に、
妻を脱獄させ息子とともに海外へ脱出するという、
だれが見ても不可能としか思えない大胆な作戦を実行する」
----どうだったの?
「前作は、ぜい肉をそぎ落とした、
そのスピーディな展開がお見事。
さて、これにどう肉付けするのかな?というのが、
今回の最大の注目ポイントとなったわけだけど…。
エピソード的には、
オープニングに、ララと殺害される上司とのわだかまり、
そして、エンディングに、
殺害現場での刑事たちの再検証を入れたことかな。
実は、この検証のシーンでぼくは
(『殺人の追憶』)を思い出したんだけどね」
----ニャるほど、余韻があるわけだね。
でも、それだけじゃ持たないでしょ?
「もちろん。
その分、ポール・ハギスは
映像として魅せる部分をいくつも取り入れている。
なかでも白眉なのが、
車で脱走する途中、
絶望感に襲われた妻が車から身を投げようとするシーン。
片手でハンドルを握り、
片手で妻の手をつかみ引き上げる。
当然に車は蛇行し、あわや大惨事に…。
これをポール・ハギスは、
(『M:I-2』)ばりの
華麗な映像で見せるからたまらない」
----そうか、元より、
普通に考えれば、不可能な物語だけに、
映像で迫るわけだニャ。
「うん。
それでも映画の根底に流れる
“妻への揺るがぬ信頼と愛”、
“絶対に、なんとかする!”。
このふたつが、
しっかりと引き継がれているだけに、
感動と興奮は揺らぐことはない。
大きな声じゃ言えないけど、
ぼくは、ポール・ハギスの中では
今回が、いちばん楽しめたね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「家族の絆は何よりも強いのニャ」
※ブライアン・デネヒーの出演も嬉しかった度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
「ラムの大通り」のツイッター
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はポーランド・ポスターより。
オリジナルと殆ど同じ話で、結末までわかってるのに、グイグイ引き込まれました。
主人公に完全に感情移入させられて、話は知っていても最後まで彼の気持ちになって見せ切っちゃうのですから。
さすがの圧倒的な脚本力ですね。
マイッタ。
果たしてこのオリジナルを
130分越えの長尺にできるのかな?
と思っていたのですが、
お見事でしたね。
ダレルどころか、
きっちり人物を描いていた。
個人的には
どっちも好きです。