-----この映画って6年も前の作品なんだって?
「うん。ストーリーを聞いたら、その理由が分かるかもよ。
主人公は、配線工のトム。
妻のマギーと息子のジェイクと平凡ながらも幸せに暮らす彼だったが、
ある日、義姉のリサに催眠術をかけられたことから特殊な能力が身に付いてしまう。
そのとき以来、トムは血塗られた不気味な夢を見たり、
一人の見知らぬ<少女>がそばに現れる幻覚に襲われるようになる。
やがて、その<少女>は息子ジェイクにも見えていることが分かる。
そんな中、ジェイクの言葉をきっかけに
デビーというベビーシッターが家にやってくる。
ところが、彼女はジェイクを前になぜか取り乱し、
彼をさらってしまうんだ」
-----う~ん、けっこうミステリアスでオモシロそう。
長く公開されなかった理由が分からないニャ。
「じゃあ、こう言えばどうかな。
その<少女>はデビーの妹で行方不明のサマンサ。
実は彼女は死んでいて、
ジェイクにはその死者が見え、トムも夢で彼女を見ていた」
----あっ、『シックス・センス』。
最近だと日本映画の『MAKOTO』もあったっけ。
「そうなんだ。この映画が公開される一ヶ月前に『シックス・センス』が公開。
本国アメリカでならばともかく、このタイミングでの日本での興行は厳しい。
でも原作が『ある日どこかで』『激突!』のリチャード・マシスン。
監督が『宇宙戦争』『スパイダーマン』の脚本家にして、
最近では『シークレット・ウィンドウ』のメガホンを執っているデヴィッド・コープ。
催眠状態に入っていくシーンでは古めかしい映画館を使ったり、
ゴーストが現れるシーンでは貞子を思わせるカクカク動き(笑)を導入したりと、
観るべきところは多かったよ。
小説の設定となっている50年代半ばの南カリフォルニアを現代のシカゴに変えたことも
ゴースト・ムービーの雰囲気作りに大きく貢献している」
----主人公を演じているのはケヴィン・ベーコンだっけ。
「そう。狂気に満ちた行動を取り始める主人公をさすがの演技で好演。
このあたりは『逆噴射家族』だ(笑)」
----はい?
「床を壊して穴を掘って.....」
----ああ、ニャるほど。
「でも、最後に彼を救うのに妻を一枚絡ませるところは
やはりハリウッド映画。
こういうのって、アメリカ人は安心するんだろうな」
(byえいwithフォーン)
※どこかで観た度
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
「うん。ストーリーを聞いたら、その理由が分かるかもよ。
主人公は、配線工のトム。
妻のマギーと息子のジェイクと平凡ながらも幸せに暮らす彼だったが、
ある日、義姉のリサに催眠術をかけられたことから特殊な能力が身に付いてしまう。
そのとき以来、トムは血塗られた不気味な夢を見たり、
一人の見知らぬ<少女>がそばに現れる幻覚に襲われるようになる。
やがて、その<少女>は息子ジェイクにも見えていることが分かる。
そんな中、ジェイクの言葉をきっかけに
デビーというベビーシッターが家にやってくる。
ところが、彼女はジェイクを前になぜか取り乱し、
彼をさらってしまうんだ」
-----う~ん、けっこうミステリアスでオモシロそう。
長く公開されなかった理由が分からないニャ。
「じゃあ、こう言えばどうかな。
その<少女>はデビーの妹で行方不明のサマンサ。
実は彼女は死んでいて、
ジェイクにはその死者が見え、トムも夢で彼女を見ていた」
----あっ、『シックス・センス』。
最近だと日本映画の『MAKOTO』もあったっけ。
「そうなんだ。この映画が公開される一ヶ月前に『シックス・センス』が公開。
本国アメリカでならばともかく、このタイミングでの日本での興行は厳しい。
でも原作が『ある日どこかで』『激突!』のリチャード・マシスン。
監督が『宇宙戦争』『スパイダーマン』の脚本家にして、
最近では『シークレット・ウィンドウ』のメガホンを執っているデヴィッド・コープ。
催眠状態に入っていくシーンでは古めかしい映画館を使ったり、
ゴーストが現れるシーンでは貞子を思わせるカクカク動き(笑)を導入したりと、
観るべきところは多かったよ。
小説の設定となっている50年代半ばの南カリフォルニアを現代のシカゴに変えたことも
ゴースト・ムービーの雰囲気作りに大きく貢献している」
----主人公を演じているのはケヴィン・ベーコンだっけ。
「そう。狂気に満ちた行動を取り始める主人公をさすがの演技で好演。
このあたりは『逆噴射家族』だ(笑)」
----はい?
「床を壊して穴を掘って.....」
----ああ、ニャるほど。
「でも、最後に彼を救うのに妻を一枚絡ませるところは
やはりハリウッド映画。
こういうのって、アメリカ人は安心するんだろうな」
(byえいwithフォーン)
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「ヘルハウス」がそうでしたが、
「実は」「実は」と幾重にも仕掛けがあるのでしょうか。
ちょっとワクワク(ニュアンスが違ったかも)
すみませんでした。『ヘルハウス』を入れ忘れてました。
さすがロディ・マクドウォルのファンならではのご指摘。
「仕掛け」とまで言えるかどうかは分かりませんが、
次々と新たな事実が
ベールをはぐように明らかになってくるという意味では
同じかも知れません。
この映画の原作は「渦まく谺」。
このタイトルがラストに生きてきますのでお楽しみに。