ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『痛み』

2011-12-07 20:16:52 | 新作映画
(英題:Pained)


----あれ、今日はこっちから?
噂の大作の方が公開迫っているじゃニャい…。
「まあ、それは後のお楽しみ。
この『痛み』クォン・サンウ主演だけあって喋りやすい」

----それってどういう意味?
タイトルだけ聞くと、キム・ギドクあたりを連想するけど…。
「いや。
監督は『友へ チング』という名作を持つクァク・ギョンテク。
物語は、事故の後遺症で無痛症になった男・ナムスンと、
白血病の女・ドンヒョンの出会いと恋の物語。
ナムスンは、痛みをまったく感じない体を利用して
殴られ屋をやっている」

----殴られ屋?
「うん。
借金の取り立て先で先輩に殴られ、
血を流すところを相手に見せて
無言の脅しをかけるんだ」

----ひどいニャあ。
「その彼が取り立て先で知り合ったのが、
父親の多額の借金の肩代わりをしているドンヒョン。
まあ、後は想像つくだろうけど、
このふたりが同居を始めて、
そして恋が芽生えていく。
片や、痛みを感じないことから肉体に対して投げやりな男、
片や、血を流すと止まらないことから神経を使わなくてはならない女。
この対照的なふたりを配したところが
この映画の特徴かな」

----で、ふたりは
恋による心の痛みを知る…。
「そのとおり。
再開発に反対する住民と、
彼らに威しを賭ける組織という
二人を取り囲む殺伐とした世界が、
彼らの純愛を際立たせる。
と言えば、聞こえはいいけど、
やはりこれはクォン・サンウらしいメロドラマ。
ファンは安心して観られると思うよ」





                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ドンヒョンも可愛いのニャ」ぱっちり

※演じているのはチョン・リョウォン、日本で言えばきゃぴきゃぴだ度

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