ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ウォッチャーズ』

2009-06-25 22:08:47 | 新作映画
(原題:WATCHERS)


----いまふと気付いたんだけど、
最近、更新が滞ってニャい?
以前は、毎日のようにお話してたのに…。
最近、あまりこれって作品が少ないってこと?
「いや。そういうんじゃなくて、
ちょっとバタバタと忙しいものだから…。
というわけで、今夜も簡単にしゃべれる作品をピックアップ」

----そんな言い方していいの?
えっ、この映画、監督がモーガン・フリーマン!?
それって興味ある!
「(笑)いやいや。よく見てごらん。
こちらはモーガン・J・フリーマン
“J”が入っている。
ぼくはこの監督の映画は、
もう10年以上前に『ハリケーン・クラブ』というのを観たことがある。
サンダンス映画祭で観客賞、監督賞、撮影賞を獲得。
どちらかというとオフビートなタッチの青春映画。
その彼が、まさかこんなベタともいえるショッキング・ホラーを撮るとは思わなかったな」

----あらら。ホラーだったんだ、これ。
「うん。しかもお話はいたってシンプル。
舞台はペンシルバニアの田舎町。
マイク(マット・ロング)は高校のフットボール・チーム“タイガース”の元花形選手。
奨学金を得て大学に進学した彼は、
クリスマスの休みに
新しいガールフレンドのエリザベス(ジェシカ・ストロープ)と共に、
久しぶりに故郷へ帰ってくる。
ところが、そこではいまなおマイクを病的に愛し続けているシェルビー(ミーシャ・バートン)が…。
自分がまだマイクの彼女と思いこんでいる
シェルビーの歪んだ愛は、エリザベスを拉致、監禁するという形で表面化。
エリザベスの不在の間、
自分が元サヤに収まるよう、巧みな言葉と色気で彼に迫るのだった…」

----元サヤ?言葉と色気?
その言い方ってあまり怖くないニャあ(笑)。
「う~ん。
描写としてはかなりキツイんだけどね。
この映画は、オーソドックスな設定の中、
『モーテル』以来、過激になる一方の残酷な責めが
シェルビーの手によってエリザベスに実行される。
彼女を縛って動けなくして、そのアキレス腱をチョキン……」

----ぎゃあ~っ。
やめて!
フォーンは、そういうのダメって知ってるでしょ。
「ごめんごめん。
でも、やはりこの映画の見どころは
どうしてもういった“痛い描写”になっちゃうからなあ。
足を痛めて逃げまどうエリザベスをシェルビーが追う。
あとは、シェルビーがなぜ、そこまでサイキックな女になったか?
その秘密の部分かなあ。
これには、死んだ彼女の母親の存在が大きく関わってくるんだ。
ただ、これもねえ。
その秘密がエリザベスにバレルことになる書類がある場所に隠してあるんだけど、
なぜ、それを彼女が保管していたのか疑問。
焼却してしまえばよかったのに…。
この映画には、そういう脚本上の疑問がけっこう多い。
まず、なぜシェルビーはエリザベスを一気に殺さなかったか?
他の人はためらわずに殺しているのに…」

----だから、そういうのを全部含めてサイコってことでしょ?
普通の論理では計りきれない…。
「なるほど
常識ではその心理が分からない。だからサイコか…。
ちょっと都合よすぎる気もするけど(笑)。
でもそれでもやはり
“映画史上最も美しい悪女”ってのは言いすぎの気がするなあ」


 
         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「でもラブ・サイコ・スリラーには間違いがないようだニャ」もう寝る


或る意味、シェルビーもかわいそうだ度

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