(原題:The Good Night)
「いやあこれには驚いたね。
ここまで邦題と内容が違う映画も珍しい。
しかもタイトルだけでなく
プレスを読んでもトレーラーを観ても、
その中身が実際の映画とはかなりかけ離れている」
----原題は『The Good Nightt』だよね。
「うん。
いみじくもそのタイトルが表しているように、
これは半分は『おやすみなさい』の後の物語」
----それってどういうこと?
「じゃあ、簡単にストーリーを説明しよう。
かつては一世を風靡したバンドのメンバーながら
今はCMの作曲家に甘んじているミュージシャン、ケリー。
一方、ギャラリーに務めるキャリアウーマンのドーラ。
ニューヨークの一室で同棲生活を続けるふたりだが、
長い年月の中で深刻な倦怠期へと突入。
そんな中、ケリーは夢の中で美しい女性アンナと出会う。
だが、ときどきその夢はドーラも出てくる現実的なものにも。
いつもアンナと会う夢を見たい。
そう願うケリーは、夢の研究家メルの元に通ったり、
アラン・ワイゲルトなる著者の夢に関するベストセラーを読んで
夢の中に逃避するが……」
----ほんとだ。
『これは結婚か、サヨナラか、それとも…迷うアナタの恋物語』
というチラシのコピーとはかなり違う。
「おそらく、宣伝サイドとしては女性をターゲットにしたいんだろうね。
有名ブランドもたくさん飛び出すし、
なんと言ってもニューヨークの恋物語」
----あれっ、でも「恋物語」には間違いないんだ。
「うん。
というのも
ケリーは現実の中で
アンナによく似たメロディアというモデルの女性に出会うからね。
このアンナとメロディアに扮するのがペネロペ・クルス。
アンナは白いロングドレスやタキシード姿、メロディアは逆に黒い革ジャケ。
そんなメロディアに彼は『服が似合わない』など言いたい放題言うんだ。
まあ、この映画はそういう男の自分勝手さを描いたものでもあるね。
彼の友人で出世街道を邁進するポールも
浮気がバレても
妻が田舎に帰ったことで自分は晴れて自由の身になったと喜ぶ始末。
ところが本心は、妻が悲しんでほしいと思っている」
----それはヒドい。
ふたりはだれが演じているの?
「ケリーには
『レンブラントの夜警』でタイトルロールを演じたマーティン・フリーマン。
そしてそのマーティンも出演した話題作 『ホット・ファズ ー俺たちスーパーポリスメン!ー』で
主人公を演じたサイモン・ペグがポールを好演。
軽い男をいかにも楽しげに演じていて、
あのハードボイルドな刑事と同一人物とはちょっと思えない」
----そういえば、ヒロインたちは?
「ドーラにグウィネス・パルトロウ。
ほとんどノーメイクで、最初は彼女とは気づかなかったくらい。
髪の色どころか瞳の色まで心なしかダーク。
そうそう、この映画、夢の研究家メルにダニー・デビート、
アラン・ワイゲルトにマイケル・ガンボンと、脇役も豪華」
----ふうん。それだけのスターを集めた割には
聞いたことのない監督だニャあ。
「ジェイク・パルトロウのことだね。
彼はグウィネス・パルトロウの弟。
実はこれが長編監督デビュー。
映画としては一見、ラブ・ファンタジーの形を取りながら
その実、かなりビター。
予想だにつかないラスト。
これにはだれもがビックリすると思うよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「確かにタイトルとは違うニャ」
※でも喋りやすい映画だ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
「いやあこれには驚いたね。
ここまで邦題と内容が違う映画も珍しい。
しかもタイトルだけでなく
プレスを読んでもトレーラーを観ても、
その中身が実際の映画とはかなりかけ離れている」
----原題は『The Good Nightt』だよね。
「うん。
いみじくもそのタイトルが表しているように、
これは半分は『おやすみなさい』の後の物語」
----それってどういうこと?
「じゃあ、簡単にストーリーを説明しよう。
かつては一世を風靡したバンドのメンバーながら
今はCMの作曲家に甘んじているミュージシャン、ケリー。
一方、ギャラリーに務めるキャリアウーマンのドーラ。
ニューヨークの一室で同棲生活を続けるふたりだが、
長い年月の中で深刻な倦怠期へと突入。
そんな中、ケリーは夢の中で美しい女性アンナと出会う。
だが、ときどきその夢はドーラも出てくる現実的なものにも。
いつもアンナと会う夢を見たい。
そう願うケリーは、夢の研究家メルの元に通ったり、
アラン・ワイゲルトなる著者の夢に関するベストセラーを読んで
夢の中に逃避するが……」
----ほんとだ。
『これは結婚か、サヨナラか、それとも…迷うアナタの恋物語』
というチラシのコピーとはかなり違う。
「おそらく、宣伝サイドとしては女性をターゲットにしたいんだろうね。
有名ブランドもたくさん飛び出すし、
なんと言ってもニューヨークの恋物語」
----あれっ、でも「恋物語」には間違いないんだ。
「うん。
というのも
ケリーは現実の中で
アンナによく似たメロディアというモデルの女性に出会うからね。
このアンナとメロディアに扮するのがペネロペ・クルス。
アンナは白いロングドレスやタキシード姿、メロディアは逆に黒い革ジャケ。
そんなメロディアに彼は『服が似合わない』など言いたい放題言うんだ。
まあ、この映画はそういう男の自分勝手さを描いたものでもあるね。
彼の友人で出世街道を邁進するポールも
浮気がバレても
妻が田舎に帰ったことで自分は晴れて自由の身になったと喜ぶ始末。
ところが本心は、妻が悲しんでほしいと思っている」
----それはヒドい。
ふたりはだれが演じているの?
「ケリーには
『レンブラントの夜警』でタイトルロールを演じたマーティン・フリーマン。
そしてそのマーティンも出演した話題作 『ホット・ファズ ー俺たちスーパーポリスメン!ー』で
主人公を演じたサイモン・ペグがポールを好演。
軽い男をいかにも楽しげに演じていて、
あのハードボイルドな刑事と同一人物とはちょっと思えない」
----そういえば、ヒロインたちは?
「ドーラにグウィネス・パルトロウ。
ほとんどノーメイクで、最初は彼女とは気づかなかったくらい。
髪の色どころか瞳の色まで心なしかダーク。
そうそう、この映画、夢の研究家メルにダニー・デビート、
アラン・ワイゲルトにマイケル・ガンボンと、脇役も豪華」
----ふうん。それだけのスターを集めた割には
聞いたことのない監督だニャあ。
「ジェイク・パルトロウのことだね。
彼はグウィネス・パルトロウの弟。
実はこれが長編監督デビュー。
映画としては一見、ラブ・ファンタジーの形を取りながら
その実、かなりビター。
予想だにつかないラスト。
これにはだれもがビックリすると思うよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「確かにタイトルとは違うニャ」
※でも喋りやすい映画だ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
わたしも以前ブログで書いたのですが、結構あるんですよね題名の意味の取り違い、適当なトレイラーの訳、そして粗筋まで勝手な解釈で書いてある映画って。 あのシネマトゥディとかに書いてある粗筋とかだれが書いてるんだろう?って疑問に思ったりしました。 最近翻訳にとても興味が沸いている私です。
この映画は見ていないと思うのですが、是非見てみたくなりました。
>日本のタイトルもトレイラーも内容も違うというのについ共感してしまいました。
なるほど。
となると、これは宣伝サイドの勝利ですね。
>あのシネマトゥディとかに書いてある粗筋とかだれが書いてるんだろう?
「シネマトゥデイ」の筆者は
確かホームページで紹介されていますよ。
映画ライターの方が多いんじゃないかな。
これ、ちょっといろいろ惜しい感じがしました、、、
あのペネロペの夢のシーンももっと面白かったら良かったし
ダニーデビートの夢をコントロールする教室も、、、
とはいえコメディってわけじゃないからそれも求めちゃいけないんですかねー?
なんだか中途半端な映画でした。。。
えいさん、レッドクリフ楽しまれたんですね★
評価高くてちょっとびっくりです
発想はオモシロいのですが、
こなれていない感じでしたね。
それに加えて、
この勘違いを誘う邦題。
う~ん。どうなんだろう。
『レッドクリフ』、
みなさんの評価、あまりよくないみたいで、
アセアセです。