ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ミッシングID』

2012-05-26 00:14:58 | 新作映画
(原題:Abduction)



----“ミッシングID”…、どこかで聞いたようなタイトルだニャ。
IDが消失するってどういうこと?
「そうか。
じゃあ、簡単にストーリーから話そう。
主人公は高校生ネイサン(テイラー・ロートナー)。
ある日彼は、近所に住む幼なじみのカレン(リリー・コリンズ)と、
アメリカの児童誘拐事件に関してのリサーチを始める。
そのとき、偶然見ていたインターネットの誘拐被害者児童一覧のサイトで
彼は信じられないモノを発見する。
なんとそれは、自分の幼いころと瓜二つの写真。
それは自分ではないか?
疑問を母親(マリー・ベロ)にぶつけるネイサン。
ところがネイサンがその真相を聞く間もなく、
母、そして父(ジェイソン・アイザック)までが
何者かに殺されてしまう。
ネイサンとその場にいたカレンは、ただ逃げるしかない。
そんなふたりに、CIAを名乗るバートン(アルフレッド・モリナ)を始め、
さまざまな連中が接触を試みてくる。
果たしてことの真相は?」

----どこかで聞いたような話だニャ。
「自分の身に覚えのないところで
事件に巻き込まれ追われていくというのは、
ヒッチコックが作り上げたサスペンスの一パターン
伝統だからね。
これを若い男女に持ってくるのも最近の流行り。
『イーグル・アイ』などがその好例だ。
ただ、この映画では、
主人公の父と母、
銃撃という非日常にもとっさに対応するふたりの身のこなしから、
これはただ事じゃないなというのを
早くから匂わせる。
もともと、ネイサンはどこのだれなのか?
そして、この父と母は何者なのか?
ことの発端を明らかにしないこの方法によって、
観る側は、ネイサンに次々と接触してくる人たちの
誰の言うことを信じていいのか分からなくなる。
サスペンスの持っていき方としては、これは巧い方法」

----でも、こういう普通の高校生が
サスペンスに巻き込まれてプロ相手に戦えるという、
それだけで嘘っぽく感じちゃうニャあ。
「ぼくは、
それはそれでいいと思うんだけど、
でもこの映画は、そこも一応、筋が通してある。
こういう事態に備えて
父はネイサンの体を鍛えていたんだ。
一方で、彼はベネット医師((シガーニー・ウィーバー)の元にもカウンセリングに通っている。
そしてそこにもまた、ある理由があることになっている。
そういう意味じゃあ、そつがなさすぎ。
それらがかえって、
この映画から、自由さ、破天荒さを奪っている気がしないでもなかったね」




                    (byえいwithフォーン)



フォーンの一言「主演は
『トワイライト』
シリーズの狼男なのニャ」もう寝る

※さすがの身のこなしだ度

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