(原題:Eagle Eye)
----これって、先週の土曜日に公開されたんだよね?
「うん。確か試写会が一回しかなくって、
それに行った人の話だと
『どこかで観たような話ばかり…』と。
どういう意味かと思ったら、
なるほどね。
これは『2001年宇宙の旅』のHALを
全米規模に広げた話だ。
いわゆるマザーコンピュータの暴走というヤツ」
----あらら、いきなり核心だね。
「もう公開されてるんだから、
それくらい許してよ。
で、アクション・シーンとかも
『ダイ・ハード4.0』などと似ている。
いわゆるトンネル内での危機一髪。
しかしなあ……」
----浮かない顔だニャあ。
「だって、申しわけないけど
ツッコミどころ満載。
このお話って、
アリアと名乗る声によって引き合わされた二人の男女が、
FBIの追跡を交わしつつ
その声に従いつつ使命へと突き進んでいくというもの。
ところがその設定にはあまりにも無理がある。
たとえば高い窓から『飛び降りろ!」との命令。
もちろん主人公は躊躇するよね。
結果、飛び降りるわけだけど、
もしもわずか1秒でも遅く行動していたら、
そこを通る電車に轢かれていた……と、
まあ、こういう
いわゆる偶然によって
コトの成否が決まってしまうことが次々と起こるんだね。
いくらコンピュータが彼らのすべてを
自分の中にインプットしていたとしても、
あれはありえないね。
(途中で申しわけ程度の
別プランの計算は出てくるけど…)。
しかも主人公はごく普通の男のはずなのに、
とんでもない“ダイ・ハード”ぶりを見せる。
その超人ぶりたるや、わずかに額に傷を負うだけ」
----手厳しいニャあ。
「うん。
映画は嘘はあってもいいし、
いや、むしろあった方がオモシロいんだけど、
その嘘を嘘と感じさせない語り口への努力は必要。
そういう意味では
この映画はぼくには×だね。
観ていて冷めてしまった。
まあ、
ぼくが言うくらいでは
さして興行の邪魔にはならないと思うから、
たまにはいいんじゃない」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「あくまで、えいの意見だから気にしないでほしいのニャ」
※ちょっと、言いすぎたかもだ度
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
----これって、先週の土曜日に公開されたんだよね?
「うん。確か試写会が一回しかなくって、
それに行った人の話だと
『どこかで観たような話ばかり…』と。
どういう意味かと思ったら、
なるほどね。
これは『2001年宇宙の旅』のHALを
全米規模に広げた話だ。
いわゆるマザーコンピュータの暴走というヤツ」
----あらら、いきなり核心だね。
「もう公開されてるんだから、
それくらい許してよ。
で、アクション・シーンとかも
『ダイ・ハード4.0』などと似ている。
いわゆるトンネル内での危機一髪。
しかしなあ……」
----浮かない顔だニャあ。
「だって、申しわけないけど
ツッコミどころ満載。
このお話って、
アリアと名乗る声によって引き合わされた二人の男女が、
FBIの追跡を交わしつつ
その声に従いつつ使命へと突き進んでいくというもの。
ところがその設定にはあまりにも無理がある。
たとえば高い窓から『飛び降りろ!」との命令。
もちろん主人公は躊躇するよね。
結果、飛び降りるわけだけど、
もしもわずか1秒でも遅く行動していたら、
そこを通る電車に轢かれていた……と、
まあ、こういう
いわゆる偶然によって
コトの成否が決まってしまうことが次々と起こるんだね。
いくらコンピュータが彼らのすべてを
自分の中にインプットしていたとしても、
あれはありえないね。
(途中で申しわけ程度の
別プランの計算は出てくるけど…)。
しかも主人公はごく普通の男のはずなのに、
とんでもない“ダイ・ハード”ぶりを見せる。
その超人ぶりたるや、わずかに額に傷を負うだけ」
----手厳しいニャあ。
「うん。
映画は嘘はあってもいいし、
いや、むしろあった方がオモシロいんだけど、
その嘘を嘘と感じさせない語り口への努力は必要。
そういう意味では
この映画はぼくには×だね。
観ていて冷めてしまった。
まあ、
ぼくが言うくらいでは
さして興行の邪魔にはならないと思うから、
たまにはいいんじゃない」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「あくまで、えいの意見だから気にしないでほしいのニャ」
※ちょっと、言いすぎたかもだ度
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謎で引っ張れなくなったので、後半シナリオのアラが一挙に噴出してしまいました。
SF的なアイディアをリアルな世界に持ってくると、処理のセンスが問われますねえ。
まあそれでも結構楽しんでしまいましたが。
お子様ロボット映画から、今度こそスピルバーグらしい期待のできる映画ではないかと。。。。
この期待がまずかったんでしょうか。。。
突っ込みどころはハリウッドのお家芸。
それは笑っていられるんですが、
仕掛けがお粗末では、乗れないですよね。
マザーコンピューターのところで
「ぐぇっ、いまさらこんなのお子様アニメ?」
と、思ってしまって。。。あとがぜんぜんつづきませんでした。
>映画は嘘はあってもいいし、いや、むしろあった方がオモシロいんだけど、その嘘を嘘と感じさせない語り口への努力は必要。
これは本当にそうですよね。
突拍子の無いとんでもない話でも、その中にリアリティってあってほしいですもんね。
そういう意味では、ともやもこれ×でした(涙)。
なぜだろう。
あのHALもどきが出てきても
驚きを感じなかったんですよね。
一見、リアルな世界観に見え
そのわりには人物設定があまりにも荒唐無稽なので、
脳内がいつの間にかSFモードにシフトしていたようです。
予告は、危機一髪の連続でしたものね。
ただ、物語が指令どおりに進むには
あまりにも個人の判断という不確定要素が多いのに、
これしかないという強引さで進んで行くので、
そこでぼくはすでに欠伸が出てしまいました。
ともやさんの詳細なダメ分析、感服しました。
あそこまで仕上げるには根気がいると思います。
「こういう脚本ではダメだ」----
これもひとつの映画愛ですよね。
私はアクション結構楽しめちゃいました。
結構主役が地味だったせいか、期待をしないで観たのがよかったのかな?
えいさん、評価低いですね~
アリアの部分はどうよ?と思っちゃいましたし、後半は失速した感がありましたけど。
空港の荷物室の滑り台は、楽しそうで、私もやってみたくなりました~
いいなあ。
映画は楽しめたものの勝ち。
ぼくも、あの
空港のシーンは楽しかったのですが、
どうもいろんなとこで
アラが目について、
最後までノレませんでした。