(原題:Mission:Impossible Ghost Protocol)
----これ、もう明日から公開だね。
スゴく興奮している割には、
ギリギリまで話さなかったけど…。
「だって、
この映画、何を喋っていいのやら。
もうエンターテイメントとしては完璧。
これぞ、お正月映画の王道…
これだけで済むような気がして…」
----でも、ほら。
世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファでのアクションとか…。
「そうそう、あのシーンが実に象徴的。
ビルを使ったアクションは
バスター・キートンの時代から数多くあって、
たとえば、ジャッキー・チェンの映画『WHO AM I? フー・アム・アイ?』にも出てくるけど、
あれはまだ少し傾斜があった。
ところが、これは垂直。
しかも命綱アクションだけでなく、
壁に吸盤のように吸いつく手袋という新機軸でスリル満点。
高所恐怖症のぼくなんて、
『カプリコン・1』以来、久しぶりに手に汗の泉ができた」
----アクションに一ひねりあるってこと?
「そういうこと。
カー・アクションにしても
砂嵐の中でのチェイス。
前方がまったく見えない中、
スマートフォン(?)の中のレーダーを頼りに動いていく。
『M:I-II』のときよりも時代はさらに進み、
IT系の小道具が大活躍。
でも、それがより身近に感じられるところが
この映画のオモシロいところでもあるね」
----物語はどうニャの?
ロシア・クレムリン爆破事件の犯行容疑がかけられたイーサン・ハント(トム・クルーズ)。
アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、ゴースト・プロトコルを発令。
つまり切り捨てられた…ってことだよね。
「「うん。でも実は…ってヤツ。
映画は冒頭、ロシアの刑務所に入っているイーサン・ハントが脱獄するところからスタート。
どうやら殺人を犯したようなんだけど、、
なぜ、そんなことになったか、
詳しくは分からない。
しかし、そこにジェレミー・レナー扮する政府の要人が絡み、
しかも、スパイ顔負けの身体能力を発揮するなど、
謎が謎を呼びつつも、
同時に、一つひとつ謎が解き明かされ、
やがてはそれらがすべて回収され、大団円を迎える。
いやあ、このシナリオは巧い。
そして、やはり何よりもやはりこれまでもっぱらアニメを演出してきた
ブラッド・バード監督の演出。
立体駐車場におけるブリーフケースの争奪戦のシーンなど、
まさにアニメチック。
監督は違うけど『モンスターズ・インク』を思い出した。
まあ、娯楽として文句のつけようのないこの映画、
もう一度言うけど、
これはお正月映画向き。
年末に観るのを我慢して
年明けに
お屠蘇気分で出かけるのもいいかも」
フォーンの一言「ありゃりゃ。大絶賛だニャ」
※トム・クルーズはやはり大スターだ度
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※画像はオフィシャルより。