(原題:Infestation)
----いやあ、ほんと久しぶりだニャあ。
ずっと、デスクに向かっていたみたいだけど。
「うん。
ある、映画のムックスに取り掛かっていて、それが2冊。
担当ページが計96ページ。
一ページ当たり、大体1,000文字で、
もう、寝食惜しまざるを得なかったってわけ。
とてもブログまでには…。
どれだけNZT48があればいいなと思ったことか…」
----ニャんニャの?
そのNZT48というのは?
「映画『リミットレス』に出てくる新薬。
ブラッドリー・クーパー演じる主人公エディは、
冴えない作家志望の男。
出版契約を交わしたのに、一行も書けず、
ヒッピーというよりもホームレスみたいな身なり。
ついに恋人のリンディ(アビー・コーニッシュ)にも別れを告げられる。
絶望を抱える彼は街角で
元妻メリッサの弟ヴァーノン(ジョニー・ホイットワース)と再会。
薬品会社のコンサルタントを自称する彼は、エディの窮状を聞いて
開発されたばかりの新薬を差し出す」
----それがNTZ48ってわけだね。
「そういうこと。
疑いながらその薬を飲んだ彼に信じられないことが起こる。
脳に埋もれていた過去の全ての記憶が覚醒。
それらが結びついて価値ある情報に変わる。
ほんの数秒で傑作小説を書きあげるエディ。
金の返済を迫る若い女性の大家に対しても、
その姿を一瞥しただけで、
彼女の置かれている状況を把握。
相談に乗って、
あっという間にベッドインへと持ち込む(笑)。
ところが、その薬の効果は長く続かない。
翌日、元のエディに戻った彼は、
アップグレードするためにヴァーノンを訪ねるが…」
----ニャるほど。そこから事件が起こるわけだ。
「そう。
ヴァーノンは何者かに殺され、
でも、うまいこと、NTZ48を手に入れるエディ。
彼はカジノで連勝、外国語も習得でき、可能性はリミットレス。
作家なんかバカバカしいとばかりに証券会社へ。
あっという間に大金持ちになるが、
そんな彼の才能を周囲は放っておくはずもなく、
大物投資家カール(ロバート・デ・ニーロ)は
彼に史上最大規模の会社合併話を持ちかける」
----ふむふむ。
そして、ヴァーノンを狙った連中もエディを放ってはおかないというわけだね。
「そういうこと。
そして、ここからいくつものサスペンスが生まれてくる。
何者かに狙われているという恐怖、
大きな取引をしているときに、突然薬の効果が消えてしまうという焦り、
そして彼の持っていた薬をたまたま飲んだことから、
それを彼から奪おうとする男も現れる。
そしてもう一つ問題なのは、
薬が切れている間、実は彼の記憶が飛んでいること。
もしかしたら彼は殺人を犯したのかもしれない…」
----ニャるほど。オモシロそうだ。
「よくできている本だと思うよ。
でも、ぼくがこの映画を気に入ってるのは、
それを<画>として魅せていること。
エディが周囲の情報を瞬く間に吸収していくさまは、
360度見渡しているような感じを
カメラワークによってまとめてフレームに収めている。
まるで後頭部にも目があるかのよう。
こういう手法って、いいなと思う。
いわゆるVFXに頼っていない。
まるでブライアン・デ・パルマが映像の魔術師と言われた時のよう。
単純な発想なんだけど、映像になると
スゴイ吸いつけられる力がある。
それを頭の中で情報処理しているところなんかは、
もちろんVFXが入っているけど、
導入部にこの映像があることで、
すんなり受け入れることができる
また、落ちこぼれたときのエディと成功したエディも
一方は照明を暗くして望遠レンズで少し汚く見せ、
もう一方は賞目をソフトにして広角レンズ。
これによってクリアになった感じが出せる。
そのカメラの使い分けに応じて役作りした
ブラッドリー・クーパーの演技力もスゴイけどね」
----ふうん。でも、えいが飲んでもあまり効果なさそうだニャ。
監督は誰ニャの?
「『幻影師アイゼンハイム』のニール・バーガー。
ハンバーガーなじゃないから、間違えないでね」
----あららら…。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「次は、いつ話してくれるのかニャ」
※オチもなかなか決まってただ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
「ラムの大通り」のツイッター
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はスペインのオフィシャル・ダウンロード・サイトより。
----いやあ、ほんと久しぶりだニャあ。
ずっと、デスクに向かっていたみたいだけど。
「うん。
ある、映画のムックスに取り掛かっていて、それが2冊。
担当ページが計96ページ。
一ページ当たり、大体1,000文字で、
もう、寝食惜しまざるを得なかったってわけ。
とてもブログまでには…。
どれだけNZT48があればいいなと思ったことか…」
----ニャんニャの?
そのNZT48というのは?
「映画『リミットレス』に出てくる新薬。
ブラッドリー・クーパー演じる主人公エディは、
冴えない作家志望の男。
出版契約を交わしたのに、一行も書けず、
ヒッピーというよりもホームレスみたいな身なり。
ついに恋人のリンディ(アビー・コーニッシュ)にも別れを告げられる。
絶望を抱える彼は街角で
元妻メリッサの弟ヴァーノン(ジョニー・ホイットワース)と再会。
薬品会社のコンサルタントを自称する彼は、エディの窮状を聞いて
開発されたばかりの新薬を差し出す」
----それがNTZ48ってわけだね。
「そういうこと。
疑いながらその薬を飲んだ彼に信じられないことが起こる。
脳に埋もれていた過去の全ての記憶が覚醒。
それらが結びついて価値ある情報に変わる。
ほんの数秒で傑作小説を書きあげるエディ。
金の返済を迫る若い女性の大家に対しても、
その姿を一瞥しただけで、
彼女の置かれている状況を把握。
相談に乗って、
あっという間にベッドインへと持ち込む(笑)。
ところが、その薬の効果は長く続かない。
翌日、元のエディに戻った彼は、
アップグレードするためにヴァーノンを訪ねるが…」
----ニャるほど。そこから事件が起こるわけだ。
「そう。
ヴァーノンは何者かに殺され、
でも、うまいこと、NTZ48を手に入れるエディ。
彼はカジノで連勝、外国語も習得でき、可能性はリミットレス。
作家なんかバカバカしいとばかりに証券会社へ。
あっという間に大金持ちになるが、
そんな彼の才能を周囲は放っておくはずもなく、
大物投資家カール(ロバート・デ・ニーロ)は
彼に史上最大規模の会社合併話を持ちかける」
----ふむふむ。
そして、ヴァーノンを狙った連中もエディを放ってはおかないというわけだね。
「そういうこと。
そして、ここからいくつものサスペンスが生まれてくる。
何者かに狙われているという恐怖、
大きな取引をしているときに、突然薬の効果が消えてしまうという焦り、
そして彼の持っていた薬をたまたま飲んだことから、
それを彼から奪おうとする男も現れる。
そしてもう一つ問題なのは、
薬が切れている間、実は彼の記憶が飛んでいること。
もしかしたら彼は殺人を犯したのかもしれない…」
----ニャるほど。オモシロそうだ。
「よくできている本だと思うよ。
でも、ぼくがこの映画を気に入ってるのは、
それを<画>として魅せていること。
エディが周囲の情報を瞬く間に吸収していくさまは、
360度見渡しているような感じを
カメラワークによってまとめてフレームに収めている。
まるで後頭部にも目があるかのよう。
こういう手法って、いいなと思う。
いわゆるVFXに頼っていない。
まるでブライアン・デ・パルマが映像の魔術師と言われた時のよう。
単純な発想なんだけど、映像になると
スゴイ吸いつけられる力がある。
それを頭の中で情報処理しているところなんかは、
もちろんVFXが入っているけど、
導入部にこの映像があることで、
すんなり受け入れることができる
また、落ちこぼれたときのエディと成功したエディも
一方は照明を暗くして望遠レンズで少し汚く見せ、
もう一方は賞目をソフトにして広角レンズ。
これによってクリアになった感じが出せる。
そのカメラの使い分けに応じて役作りした
ブラッドリー・クーパーの演技力もスゴイけどね」
----ふうん。でも、えいが飲んでもあまり効果なさそうだニャ。
監督は誰ニャの?
「『幻影師アイゼンハイム』のニール・バーガー。
ハンバーガーなじゃないから、間違えないでね」
----あららら…。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「次は、いつ話してくれるのかニャ」
※オチもなかなか決まってただ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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※画像はスペインのオフィシャル・ダウンロード・サイトより。