ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『unknownーアンノウンー』

2006-09-26 00:07:12 | 新作映画
「こういうシチュエーション・ムービーって
好きな人にはたまらないんだろうな」

----確か、目が覚めたらみんな記憶を失っていたって映画だよね?
「そう。ある毒性のガスを吸ったせいで
廃棄工場の中の5人みんなが記憶を喪失している。
で、次第に、分かってきた彼らの置かれた状況というのが、
5人のうち2人が誘拐されていて
他の3人が彼らを監禁し、見張っていたということ。
しかも犯人側のボスが日没には戻ってくると言う。
みんな、自分が加害者・被害者の
どっち側だか分からないものだから、
とりあえずはここから逃げ出そうとするんだけど、
入り口にはハイテクなカギがかかっていて脱出不可能。
さらには一挺の拳銃が床に転がっていたことから、
その争奪をめぐっても熾烈な戦いが繰り広げられる」

----ふうん。でも、どうして
彼らは自分たちが敵味方に分かれていたと分かるの?
「それが巧いことできているんだ。
手錠に繋がれた上に銃で撃たれた男もいれば、
椅子に縛り付けられた男もいる。
しかも派手に壊れた携帯、血のついたスコップまで転がっていれば、
これでみんななかよしと思う方がおかしい。
さらにそこに置いてあった新聞の切れ端の記事で、
彼らの中のふたりが誘拐されていたという事実が分かるというわけだ」

----いやあ、これはアイデアの勝利だね…。
「そういうこと。
しかもやがてみんなそれぞれに記憶の断片が甦り、
それはボスの到着でピークを迎える。
さてそのとき、
彼らの間にようやく芽生えていた“はずの”、
脱出を目指して互いに協力し合う気持ち、
あるいは一瞬甦った
悪に手を染める前のピュアな心が
どう転ぶかというのが最大の見どころとなる」

----うわあ。いよいよもって観たくなったニャあ。
「ついでに言えば、
この映画には二重三重のドンデン返しがラストに待ち受けている。
その一つは『なあんだ』ですむけど、
ラストのヤツはまず読めないだろうね。
まあ。観てみる価値は十分にあると思うよ。
ランニングタイムが
90分もないというのも嬉しいしね」


                                          (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「キツネにつままれたみたいニャ」なにこれ?

※いやあ、やられた度
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