ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ヘイヴン 堕ちた楽園』

2006-09-01 00:15:18 | 新作映画
----へ~っ。オーランド・ブルームの主演作に
こんな映画があったんだ?
「あったどころか、
製作にまで名前を連ねているというから
ちょっと驚き。
しかもこの映画では
なんと硫酸を顔にかけられて火傷を負った青年の役」

----うわあ、それはファンもショックだろうね。
ところでどんなお話ニャの?
「舞台はカリブ海のケイマン諸島。
最初はオーランド・ブルーム演じる青年シャイが、
恋人アンドレアと密会しているところから始まる。
ところがあっという間に
映画は彼らとはまったく関係ない話に移っていく。
脱税の罪でFBIに追われ、
アメリカから島へ逃げてきた
ビジネスマン、リドリー(ビル・パクストン)。
彼が逃亡寸前にかき集め
島に運んできた100万ドルをめぐって物語は展開するんだ」

----ありゃりゃ、ブルームの話は?
「これがまた途中から復活。
彼の恋人アンドレアは裕福な家の娘。
ふたりでベッドインしているところを彼女の家族に見つかり、
彼はレイプ犯扱いされてしまう」

----もしかして、それが原因で硫酸を…?
「そういうこと。
アンドレアの兄ハンマーの仕業なんだ。
罪の意識からアンドレアはシャイと会うことを拒否し続け、
ドラッグとセックスに溺れていく。
それから6ヶ月後のとあるパーティ。
そこにシャイがアンドレアを求めてやってくる。
一方ではリドリーの愛娘ピッパも
調子のいいリッチーと言う男に誘われてパーティへ」

----ニャるほど。ここで2つの話が結びつくわけだ。
「そういうこと。
『パルプ・フィクション』以来、
すっかりブームとなった語り口だね。
でもこれって、もうそんなに目新しくはない。
それどころか凝りすぎると、
『いまさらどうして
わざわざそんなスタイル取るの?』になっちゃう」

----なんでも最初にやった人の勝ちというわけか。
「監督はケイマン諸島出身のフランク・E・フラワーズ。
夜でもドアの鍵は開けたままで大丈夫だったという
この楽園が墜ちていく姿を描いていると言うわけだね」

----それって沖縄の離島とかもそうでしょ。
やはり南国は違うね。開放的だ。

          (byえいwithフォーン)

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