ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『スカイキャプテン-ワールド・オブ・トゥモロ-』(byえいwithフォーン)

2004-10-05 19:27:58 | 新作映画
----昨夜は遅かったにゃ。
例の『スカイキャプテン』だっけ?
「うん、なかなか楽しかったね。
お話は1939年のニューヨークから始まる。
無数の超巨大ロボットが突如街を襲い始め、
スカイキャプテンに出動命令が下る。
で、それと並行して科学者たちが次々と失踪。
スカイキャプテンはネパールのシャングリラ、
空中基地、海中、そして新種の怪獣がいる密林などで、
その秘密を追い、悪の陰謀と戦うというわけさ。
スカイキャプテンにはジュード・ロウ。
彼の恋人で特ダネを狙う新聞記者にグウィネス・パルトロウ。
そして、アンジェリーナ・ジョリーが
またまたアクション・ヒロインとして見せ場をさらっている」。

----監督のケリー・コンランって聞きなれない名だよね。
「うん、ぼくも知らなかった。
でも、彼は4年の歳月をかけて
自分のガレージで6分間の短編映像を作り、
それがハリウッドの目に止まったという現代の伝説。
その発展型と言われるこの映画には、
ヒッチコックやフィルム・ノワールを始めとする戦前モノクロ映画から、
秘境冒険映画、007映画、クラシックSF映画まで、
いろんな映画のビジョンがいっぱい」。

----ふうん、写真を見た限りでも
ノスタルジックな感じだね。
「おそらく監督が夢見た“未来都市ニューヨーク”のイメージなんだけど、
それってだれの心の中にもあるものじゃないかな。
ロボットのイメージは宮崎駿アニメとそっくりだし
グウィネスのファッション、表情も、
グレイス・ケリーやイングリッド・バーグマンを意識した感じで、
心の奥の映画的郷愁をくすぐってくれる。
そうそう、人物以外は全てCG。
ロケもセットもない中、
自分のイメージどおりの世界を作ったというわけだ」。

----今日はベタボメだね。
「だって、素直に楽しめたもの。
ケリー・コンランの次回作は
ロバート・ロドリゲスが降板した『火星のプリンセス』。
こちらも期待できそうだよ」。