ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『エヴァンジェリスタ』(byえいwithフォーン)

2004-10-30 17:45:48 | 新作映画
-----オカルト映画って、えいは苦手だよね。
「そうなんだけど、でも好きなんだよね。
怖いだけに、退屈する余裕がない(笑)」。

-----いままでで最も怖かったのは?
「あたりまえだけど『エクソシスト』『リング』それに『呪怨』かな。
あっ『ローズマリーの赤ちゃん』もだね」。

-----この映画って『ローズマリーの赤ちゃん』と似てるよにゃ。
そうなんだ。そういう意味で期待してたんだけど、
まったく怖くないんだ。
それどころか突っ込みどころ満載で笑ってしまいたくなる。
その一つひとつを説明しようとしたら、
筋を全部話さなくなるからやめるけど、
要は悪魔の赤ちゃんを身ごもった妊婦と夫の話。
『ローズマリーの赤ちゃん』は天井の高い部屋一つとっても怖かった。
しかもヒロインの恐怖は、
周囲からは妊婦ゆえの不安定な精神と思われ、
だれからもまともに取り合ってもらえない」

-----ふうむ、それはつらいにゃ。
「この映画ではヒロインを助けようとする神父が出てくる。
ところが、彼がまともなのか、そうでないのか分からない。
これは演出の計算の失敗だね。
この役にアンディ・サーキスのような怪優は使わない方がいいと思う。
ラストのオチも、子役を恐い顔に演出したというより、
それっぽい顔を盗み撮りしたって感じ(笑)」。

------結局、つまらなかったのかにゃ。
「いや、こういういい加減さは好きだな。
ここまでくるとB級どころかC級D級。
あれでヘザー・グラハムがもう少し脱いでくれたらな」。

------おやおや、すっかりオヤジだ。

※怖い度