ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『CEO 最高経営責任者』(byえいwithフォーン)

2004-10-04 19:41:59 | 新作映画
----あれあれ、まだ本文も書いていないのに、
間違って投稿してしまったにゃ。
これは急がなくては…だにゃ。
「そう、変な映画なんだ。
それでさっさと終わらせたいという心理が働いて
慌ててクリックしてしまったのかもね。
中国初の世界ブランド、ハイアール社。
この会社は先のアテネ・オリンピックでは
選手村で使用するエアコンを落札したほどのビッグな企業。
その会社がいかにして生まれて、世界に認められたかを
ただ、年代を追って描いている。
いわゆる企業成功物語だね。
だからと言って、
日本映画の『陽はまた昇る』みたいに、
個人の内面に入ることはなく、
“企業とはかくあるべし”というのばかりを押し出してくる」。

----ふうん。つまんなさそう。
「だろ?
しかもだよ。
最後には“中国人は立派だ”みたいな
メッセージが入り、
国家昂揚映画になってしまう。
つまり、このハイアールの成功の中にこそ、
これからの中国成功のカギがあり、
しかもそれはもともと中国人の本質であると、
黄河まで引き合いに出してくる。
ハイアールについては知らないことばかりだったので、
ある程度は興味を持って観てたけど、
このプロパガンダには、さすがに閉口したね。
で、また、これがなんでか分からないんだけど、
突然、叙情的なシーンが出てきたかと思うと、
村上春樹の詩が口ずさまれる。
いやあ、ほんとよく分からない映画だったね」。

----でも、そう言われると、
少し観たくなってきたにゃ。(笑)
でも、えいは夜は『スカイ・キャプテン』で口直しかな?