ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

淀川完歩32 城北ワンド 

2016年06月09日 21時08分17秒 | ウォーキング

え~っと、いよいよ熊野まで
あと数回に近づいたなかで、
はやくそちらに行きたい
のですがなかなか
家庭の事情があって
遠出はむつかしい状態です。

で、そこでとりあえずは
淀川完歩にかかりましょう
ということで、
先日の大川歩きの次に
本命の淀川本流へと向かいました。

前回は豊里大橋まで歩いていましたので、
今回はその続きです。
電車でとことこと出かけます。

天王寺から地下鉄谷町線に乗って、
太子橋今市へと向かいます。
豊里大橋の近くなのに
なんで太子橋なんでしょうか。

実はここの「太子」は
「聖徳太子」を表します。

四天王寺を立てる予定地に
していたというところから
ついた名前なんだそうです。

この黄色のテントが目印ですねえ。



ここが京阪本通1の交差点です。



あまり土地勘のないところに
行って交差点を見ると、
あるあるじゃないけど
「あれっ、ここってよく道路交通情報に
出てた名前じゃなかったっけ」
と思ってしまいますねえ。

そんな交差点から
北向いて淀川のほうへと歩いていきます。



前回は橋の左側の側道を
降りてきましたから、
今回も橋をくぐってそれを登っていきます。



はい。



登りきったところが河口まで
13.8キロの豊里大橋南詰めです。

前回、前々回は土曜日だったので
たくさん人がいましたが、
この日はウィークデイなのですいています。

こんな広いグランドで
スカイダイビングの練習をしていましたね。



まちがってブワーっと
飛んで行ったり
しないのでしょうかねえ。

そして前方には「大阪工業大学」の
学舎が見えています。



この辺りは周りの景色に応じて、
下を歩いたり堤防上を歩いたりと
うろうろしつつ進んでいきます。

そして、ここにきてやっと出てきました。
城北大橋をバックに淀川らしい景色、
「わんど」の登場です。



これは、河川の地形的な呼び名で、
漢字では「湾処」と書かれたりします。

川の本流とはつながってますが、
河川構造物に囲まれた
池のような構造になっているところです。



漢字も書かれたりしますが、
実際には語源ははっきりしない
ところがあって、
アイヌ語の「沼、池」を表す
「わんど」とか、
オランダの大型治水工事である
「ワンドラ」からきている
などの説があります。

川の流れや形で独自の環境を
もつ物が多く、
淀川の生物相を豊富にしている
ところなのです。

この日も大勢の人たちが
魚釣りをしていました。



どれどれ~と近づいていき、
「何を釣ってはるんですか」
と男の人に聞いたら
「ふなやで~これくらいのなあ。
今日は連れてないけど」と
言って笑ってはりました。

水面を見てみると、
かなりの数の魚がいましたね。

これは何かなあ。

ブラックバスかなあ。



小さな魚たちも多量に浮かんでおりました。

ワンドとワンドの間には、
こんな堤防があったりもし、
よく見るとあちこちに



こんなお手製の釣り場が
作られています。





こういうのには
持ち主がいたりも
するんでしょうねえ。

集まる人の多さ、
河川の状況などから見たら
さぞやいろんな人たちの
思いの詰まった場所なんやなあ
と実感しましたね。

このワンドに生息する動物で
有名なのが

「イタセンパラ」だ。



日本のワンドはこの淀川水系のほかは
濃尾平野と富山平野の
三か所にしかいない。

この魚は川に生息する
二枚貝に産卵するなどのことや
ブラックバス、ブルーギルなどに
捕食されてその数は
激減しているそうだ。

もはやこのワンドでの繁殖は
絶望的に無理だろうといわれ、
最近はもっと上流の
木津川当たりでの
繁殖をさせてはどうか
という説も強くあるらしい。



確かに、このあたりのワンドの様子は、
そういう希少動物の成長には
ごみの散乱など



つらいものがあるように思えるなあ
と続く。