ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

いざ伊賀上野3

2016年06月20日 21時25分03秒 | ウォーキング

忍者博物館に



ちょっと興味をひかれながらも、
俳聖殿のほうにやってきました。



松尾芭蕉の生誕300周年を
記念して建てられたものです。

最初来たときは集団がこの辺りも
うろうろとしておりましたが、
すぐに去っていきました。

こういう施設は静かに
のんびりとみるのがいいですね。

この建物はなんと
芭蕉そのものの旅姿を
イメージしながら建てられたそうです。

上層の屋根は芭蕉の傘、
その下部が顔、
下の屋根が蓑と衣を着た姿だとか。

ふむ~、ちょっと無理がありますかねえ。

まあ、この建物で
印象に残るのは、
傘の部分に当たる
檜皮葺の屋根の部分のふちが
ちょっと歪んでいて
好感が持てますねえ。

集団が去ったあと、
建造物の中をのぞいてみると、
芭蕉の等身大の
伊賀焼像が置かれていました。



それにしても、
こんな芭蕉像は
どんな姿から
描かれているんでしょうねえ。

表情、身長、体重、衣服なんか
きっとどこかからの引用
なんでしょうねえ。

で、それで思い出しました。
先日、本で伊勢参りの
浮世絵を見たときのことです。

おかげまいりの様子を
描いたものですが、
そこに描かれた庶民の姿が
とてもおもしろかったんです。

中でも、よく見ると
おっさん庶民の顔が
丸顔のとても優しい顔で、
思わず笑ってしまったんだ。

それで、ほかの浮世絵
なんかを見てみると、
そこに現れる庶民の顔の多くが、
そんな親しみを持てる
ユニークな顔で描かれていることが多い。

もし何かでそんな絵を
見かけることがあったら、
一度そんなところを
じっくり見てみてくだされ。

風景はしっかり描かれていても、
登場する庶民の顔は
とっても漫画チックなんです。

この芭蕉の顔も
あちこちのそんな絵に
描かれたんでしょうねえ。

肖像画みたいな絵もあるそうですしね。

この俳聖殿の芭蕉の顔も
そんな昔の絵のように、
親しみ深い表情をしておりました。

俳聖殿の周りをぐるっと回ってみますと、
おお~これは避雷針ですね。



檜皮葺の屋根も
そのうちに吹き替えしないと
いけないだろうし、
こういう過去の遺物は結構手間や
お金がかかるもんなんでしょうねえ。

いずれにしても旅と俳句に
その生涯を送った芭蕉への
敬慕を込めて作られた
なかなかの建物でした。

さあ、ではもう人々も
少なくなったでしょうから、
城の方に向かっていきましょう。

普通の正面坂は帰りの人々で
混みそうですから、
こういう門を出て



こんな案内をもとに



裏道から城のほうに



上がっていきましょう。



結構緑もこい静かな道です。



てくてくと上がっていきますと、
おお~これが「伊賀上野城」です。



白い三層の美しい城郭が
鳳凰が翼を休める姿に
見立てられ「白鳳城」とも
呼ばれています。

もともとここにあった城を
おおきく改修したのは
「藤堂高虎」です。

日本全国に忍者を走らせ、
城の研究をさせたというだけあって
かれは見事な城づくりを行いました。

大阪城の襲撃に備えて、
西側に作った石垣は高く、
それは日本一高い
石垣だったそうです。

そしてその見事な城の様子は、
あの映画監督「黒澤明」の
目に留まり、
映画「影武者」のロケ地にもなったそうです。

ああ、この城塞を
仲代達也が歩いていったんでしょうなあ。

この城の中に入るのも有料ですが、
まあこれもここまで来たんですから、
頑張って500円を払って
登閣しておきましょう。



中に入るとすぐに藤堂高虎が
お出迎えです。



この人の後ろに移っている
使っていた兜のデザインが
ユニークでしたね。



大きな角が2本横に飛び出している
というもの。

これは確かに強そうです。

そしてその横にいたのが
マスキャラの「た伊賀―くん」です。



忍者関連じゃなかったんやあ、

と続く。