ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道 聖域の入口へ 8

2016年01月30日 21時59分10秒 | ウォーキング

さあて、
一泊してのんびりと過ごしてから、
その日はゆっくりと帰ることにしました。

病後やもんね。

ゆっくりしなきゃね。

まずは新たに開通した
白浜の高速出口を探検です。

車で白浜市内に入っていき、
高速の入口を看板で探すことにしました。

そしたら・・・
白浜入口はかなり南の方に
できてるみたいですねえ。

白浜空港も過ぎて、
富田橋のあたりから高速に乗りました。

新しい道の駅「くちくまの」です。



そしてこの日はいったん御坊で降りて、
実家の空き地を点検です。

前回、固形の除草剤を
たっぷり巻いてあったので
草はこんな感じです。



意外に生えてませんでしたねえ。
よしよし、とうなづきながら、
次は紀伊内原のあたりから
海のほうに下っていき、
あの熊野古道にいっぱい名号碑を書いている
「徳本上人」の誕生院を
見に行くことにしました。

今回の古道歩きでも、
あの山道の中にポツンと1基立っていました。



これまで、もう何台くらい見たでしょうか。
道を走っていきますと、
大きなクエの看板の下に、
道案内がありました。
石も立っています。



進んでいくとこんな看板もありました。



どうもそこから見えている、
この大きな屋根のお寺が
誕生院のようです。



向かっていきましょう。

寺の駐車場に車を止めて
歩いていきますと、
お寺本堂とかには
あまり記載はありません、
こういう石に徳本さんの
顕彰碑のようなことが
書かれてあるだけです。



ふと、階段の下を見ますと、
ちょっと看板がありそうなので
降りてみたら、
この奥に「徳本上人十年名号塔」
があると書かれてありましたので
行ってみましょう。

こんな道をおおっと思いながら



通っていきますと、
階段の上にそれがありました。



徳本さんの特徴のある字が
刻まれています。



拝んでおきましょう。
こんな椿が咲く道を、



また本堂に向かって登っていくと、
奥の家の中から住職さんが現れました。

「是非本堂に上がってお参りして生きなはれ」
と進めてくれはったので、
お参りさせてもらうことにしました。

本堂を拝んでお話を伺っているうちに、
住職さんは絵手紙のパネルを出して、
徳本さんのあちこちでの活躍の話を
はじめはりました。



話は多岐に及んだのですが、
どうも箕面の勝尾寺に
長くいてはることが分かりました。



あと、彼は一日茶碗一杯の麦やそばで
暮らしていたこと、

座ったまま寝ていたこと
なんかも話してくれはりました。

一通り話をしてくれた後は、
遺品も見せてくれはりました。

中でも、たたく面が擦り切れて
破れた木魚は実際に触らせてもくれました。

いやあ、突然やってきた
わけのわからん人間に対して、
とてもとても親切にしていただき、
多大な時間を取らせました。

もうまったく感謝感激雨徳本です。

徳本さんの名号碑を
これまでもいろいろと見てきた
甲斐があったのかな。

住職さん、本当にありがとうございました。

こういう、お得なお寺参りもした
今回の古道巡りは
とても充実したものとなりました。

よかった、よかったと
思いながら
また少しずつ復活へと
一歩近づいた

「熊野古道 聖域の入口へ」

シリーズ終わりです。