ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道 聖域の入口へ 2

2016年01月22日 20時52分49秒 | ウォーキング

前回の終点であった稲葉根王子あたりに、
車を止めて置くところとなるとむつかしいなあ。
コインパーキングなど絶対ないしなあ。
でも稲葉根王子あたりとか、
ちょっとした公園の駐車場とか
止めるところはいろいろあるような気がするから、
とりあえず車で向かって見ることにしてみよか。

田舎に行けば、
思わぬ駐車場があったりするしねえ。

出かけた日は列島に寒気が舞い降りる前の日だった。
暖かい日差しを受けていると
暖かくなるような気候。

まあ、それでも山の中とかで
寒くなってはいかんから、
一応上にはダウンを着ていくことにした。

約2時間、車を走らせて
稲葉根についたのは午前10時。

たまたま誰でも止められる
駐車場があったので、
うまくそこに駐車することにした。
ウレピー

なんてついているんだ。

さあ、ではこの時点から、
昨年9月前半に行った
熊野古道歩きの続きをスタートである。

まずは、稲葉根王子の先にある、
古木のモニュメント辺りから出発です。



このあたりは国道311号と
並行して歩くので、
こんな歩道をつらつらと歩きます。



昔のひとは遠くに見える山を見ながら、
あの辺が熊野の入口あたりだろうかと、



もしかしたらうきうきしたかもしれませんね。

もう少し、春が深くなったら
このあたりは菜の花がきれいんだそうです。

今回ずっと横を流れる富田川の
案内板が立っていたり、



上富田の村中案内看板が
立っている横を歩いていきます。



ああ~熊野古道はやっぱりいですねえ。
歩いていてなんか気持ちがうきうきしてきます。

紀州木材で彩られたような
郵便局を過ぎ、歩き始めて



1キロ少しくらいで

「市ノ瀬橋北詰」



の交差点に出ますので、
ここでいったん右折して
橋を渡ります。



それにしても富田川は
川幅のわりに水量は少ない。



上流の植栽、下流の河川工事などで
今はこういう状況だが、
昔はもっと川幅も狭く
くねくねと流れる天井川の
様相の部分が多かったそうだ。

人々の暮らしとともに、
こういう景色も変わっていくんやねえ。

果無山脈から太平洋に流れ込むダムのない川。

今日はこの川に沿って
ググッと熊野に使づいていく。

橋を渡ったところから、
一気に上り坂を登っていき、
途中こんなあぜ道や



田舎道を



こんな標識を頼りに



ふうふうと歩いていくと、
次の目的地である

「興禅寺」に到着する。



おお~、もう遠くから
でっかいだるまの彫り物が
見えているではないか。

近づいていくと、
そのだるまは「平和達磨」
と書かれたお堂の上に座っていた。



本堂に上がっていくと、
鐘楼や煙抜の付いた古い建物もある。





そして、本堂の横には
こんな文字が書かれた板が掲げられている。



「熊野曼荼羅 第8番」

壮大な歴史的、文化的遺産を
未来永劫、後世に残そう
という考えから出発した霊場巡り。

すばらしい見所や由緒、高い芸術や
文化を継承している社寺が選ばれていて、
心からの癒しと安らぎを
味わうことが出来るとしている。

西国33カ所のように、
この手の「巡り」はいろいろあるから
あまり意識してなかったんやけど、
ここへ来るまでに
闘鶏神社や稲葉根王子のように
ほとんど歩いてきてるんだよね。

これからはもう少し意識して歩いてみよう。

そんなお寺をあとにして、
さあこんな標識を見ながら
進んでいこう。

熊野古道は緑の矢印に沿って行けばいいようだ。



この辺り、野辺の地蔵なんかにも
手が6本ある庚申さんの進行が盛んだそうだ。

物をなくした際にこの庚申さんは
縄でぐるぐる巻きにされ、
「何々を出してください」
と書いて置いておくと、
物が見つかったり
ということがあるそうだ。

そんな地方の人間の欲を
この仏は象徴しているんだと、
資料には書かれてあった
人間て面白いなと思いつつ、続きます。