goo blog サービス終了のお知らせ 

ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道 南部と田辺で学べ 3

2015年04月18日 21時55分39秒 | ウォーキング

堺漁港が見渡せるところにあるのが



「堺地蔵堂」です。

写真を撮ろうと思ったのですが、
ソテツやらボケの花やらが生い茂っています。



かといって近づくと画面におさまりきれないので、
仕方なくソテツ越しに写しておきました。



この地蔵尊のいわれがユニークです。
岬の先端にちょこんと突き出た場所があり、
そこは「森の鼻」といわれています。
この森の鼻に流れ着いた
島根県は隠岐の島の地蔵が
地元漁師の夢に現れ、
はやく見つけて祀ってほしい
と言ったそうじゃ。

で、そのお告げ通りに祀ったのが
この堺地蔵といわれています。

そういえば漫画日本昔話によく似た話があったような・・・。

古道が山の辺の静かな道から
交通量の多い42号に迂回しているのは、
この地蔵に参るためと
もうひとつ理由があります。
それが、その先の大屋海岸に転がっている、

袖摺岩

を見るためです。

写真に写っている丸い2個の巨石がそれです。





これは例の「清姫」にまつわる遺構で、
かつて逃げる安珍を追いかけてきた清姫が
ここで着物の袖を摺ったという言い伝えのある石です。

それにしても逃げる安珍の痕跡は
あまり残っていないのに、
追いかける清姫の痕跡は
この袖摺り岩のほか
これまで草履塚や腰掛け岩などが残っていました。

さすがに、女の怨念は深く長く
後世に遺恨を残すということなんですねえ。

大屋海岸に咲いていた、
海浜植物のハマエンドウや



紀州の海べりでよく見られる
ハマダイコンの先祖も、



きっと壮絶な清姫の恋のチェイスを目撃したんでしょうねえ。

さて、堺地蔵と袖摺り岩を眺めたら、
その先でまた静かな山べりを進む
本来の古道に戻りましょう。



右の道から矢印のように
左の道へと進んでいきます。

振り返ったらみなべ町の境界を過ぎていました。

道はいよいよ中辺路の入り口である
田辺市へと入ってきたわけです。

その証拠にほら、
マンふたも梅と松をあしらった
田辺市のものになりました。



田辺でもいろいろ学ばさせて
いただきましょう。

田辺市の案内板の形はこんな感じです。



シンプルでいいですねえ。

お、道の先にトンネルが見えてきました。



大仏鉄道ではありません。
普通の道のトンネルです。

「井原隧道」といいます。



しかしそれにしても、
車が通るトンネルを
歩いてくぐるというのは
あまり気持ちよくないですね。

車が入ってくると後ろからゴゥ~っと
音が迫ってくるのは恐ろしいものです。

それに、下手をすれば首筋に
冷たい水がピッチャンと落ちてきたりして、
ついついトンネルの中は早足になってしまいます。

そして、トンネルを抜けると・・・と書くと
「雪国」とついつい書いてしまいそうですが、
そんなことはありません。
ここは南国和歌山です。

花咲く「井原観音堂」がありました。





ちょっと寄ってみましょう。
きれいに掃除されたお堂前が
気持ちいいところでしたし、
お堂の下には腰掛けるところもあって、
ウェルカム感が満載です。

ここで軽く食事にしましょう。

今日は時間を節約してガスコンロはありません。
ポットに入れたコンビニコーヒーと
おにぎり1個をいただきました。

最近のコンビニではカップコーヒーを
扱うところが多くなりました。

そこで突然ですが、
「コンビニコーヒー比べ」をしてみましょう。

doiron的に一番おいしいと思うコーヒーは
「セBブンイレBブン」のコーヒーです。

適度な酸味とコクがあって
万人向けでしょう。
コンビニ製品はこうでないといけませんな。

次いで好きなのはR-ソンのコーヒーかな。

まろやかな味が
お子ちゃまdoironのお口に合います。

この日のコーヒーは
Fミマのコーヒーでしたが、
これはイマイチでした。

薄くて、それでいてなんとなく苦味が変でした。

コンビニ全体の姿勢としては
このチェーンが一番いいように思うのに
このコーヒーの味は残念です。

といってもdoironの嗜好が
間違っているのかもしれません。

あくまで個人の感想です。

それに店によって違うのかもしれません。
どんな仕組みでコーヒー豆が配置されるのか
まではわかりませんが、
とにかく改善の余地はある
と言っておきましょう。

休憩が終わったら、
本日唯一の王子である
「芳養(はや)王子」に向かいます。

続く