駅の西口には、
前回も食糧調達をした思い出のローソンがあります。
寄っていきましょう。
近頃はコンビニの入れたてコーヒーを
ポットに入れて持ち運ぶのがマイブームです。
それと、昼食を購入し、
デビュー2回目となるショルダーに詰めて、
まずは駅の南に向かいましょう。
すると、すぐに現れる大仏鉄道の遺構が
このランプ小屋です。
加茂駅開業時に建てられた、
客車用のランプに使う灯油の倉庫だそうです。
ということは、築は明治30年前後で
もう100年以上前の古い建物なんですねえ。
もしや最古の鉄道ランプ小屋?
かと思ったら、伏見の稲荷駅に
明治12年築のランプ小屋が残存しているそうです。
伏見も歩いてみたい街です。
こんど尋ねたらぜひ探してみましょう。
この加茂のランプ小屋は
誰でも触れるような感じで置かれてあります。
まあ、貴重な建物なんで
触らない方がいいんでしょうがね。
近づいていくと、線路に面した扉のところでは、
昔の枕木にしみこんでいたような、
油のにおいがぶわーっと鼻に飛び込んできます。
なんか懐かしさを覚える匂いです。
昔、学校の廊下に、いわゆる油引きを
した時の匂いとでもいうのでしょうか。
扉の上に貼られたプレートにも
「明治30年」の文字が見えます。
上部に付けられた碍子(がいし)も
歴史を物語っていますねえ。
これで駅にある2つの遺構を確認しました。
お、ここからだとホームの
鉄柱がよく見えます。
もう一枚撮影しておきましょう。
では先に進みましょう。
線路に沿って少し歩くと
踏切がありますので
それを左に渡ります。
すると道沿いにこんな看板が上がっています。
「大仏鉄道遺構巡り」
「SL展示すぐ」
とあります。
木津川市内では
この形の道標に導かれて歩くことになります。
看板通りに行くと、
加茂小学校の裏通りに出ます。
おお~、この小学校は「みそあじ」を
校是としているようです。
きっと米飯給食には味噌汁が必ずつき、
味噌ラーメン、サバの味噌煮、
味噌で日本酒をちびちび・・・
やっているわけではありません。
み・・・みだしなみをととのえる
(ううっ、doironの今日のいでたちは
変な帽子に変な靴をはいてます。)、
そ・・・そうじをがんばる
(ううっ、家の用事をほっちらかして出てきました。)、
あ・・・あいさつをする
(これはしっかりしていますよ。
不審者と思われないようにね)、
じ・・・じかんをまもる
(ううっ、あちこちキョロキョロして
なかなか地図の時間通りに進みません)
ということですね。
ということは1勝3敗ですから、
doironはこの小学校には入学できないようです。
話がそれました。
肝心のSL展示がこれ。
C57という機関車で通称「貴婦人」と呼ばれていたそうです。
いかつい鉄の塊なのになぜかといいますと、
従来のものよりボイラーが細いため
足が長く整った容姿の女性に
例えてつけられたそうです。
はい。これは異論がありますね。
特に世の女性には反発をくらいそうです。
ちなみにこのC57の4次形は
重装備で山あいの路線で主に使われたところから、
「山男」の異名もあるそうです。
「山ガール」じゃないんですねえ。
ここに展示されている形のSLは
すぐ横を走る関西本線でも活躍していたそうです。
さあ引き続き、
こんな道標に沿って歩いていきましょう。
あ、道端にこんな地蔵がありました。
灯籠もあります。
地蔵堂の横の四角い石は
昔の道標のようでしたが、
読み取れませんでした。
方角的には
「右 なら」と推測されます。
このあたりはのどかな田舎道を進んでいきます。
やがてこんな道標に出くわしました。
右に行けば「残念石」とあります。
大阪城内にもありましたねえ。
石垣に使われなくて「残念」という石でした。
ここも調べてみたらどうやら
大坂城に使うつもりで切り出された石が
使われずに放置されているとのこと。
HPから
ああ、またひとつ点と点がつながりました。
しかし今日の目的はそうではありません。
大仏鉄道遺構めぐりに専念しましょう。
道標のところを左折しました。
続く