ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

私を自宅に連れてって

2012年11月29日 19時28分14秒 | 最近の出来事

忘年会シーズンが近づくに連れ、
色々とお誘いの声がかかり始めた。
忘年会が二けたもあった去年に比べて
今年はもう少し落ち着いた
年末になろうかと思っているところである。

しかしまあ、歳も歳である。
数は減ったとはいえ
いつもよりは飲む機会の多くなる
この季節
お酒の飲み方については
よーく考えて、
体に負担が蓄積されないように
気を付けようと思っている今日この頃だ。

先日の飲み会で、こんなことがあった。
昔、一緒に走り、仕事をし、お酒を飲んだ
大先輩ののんさんと飲んだ時だ。

その先輩は飲むといつも足元が怪しくなるので
帰り際に店の前で「ちゃんと帰れますか?」と聞いたら
こう応えてくれました。

「帰れるよ。帰れるけどな、ここがどこかわからへんねん」

だって。
どひゃ~、それって帰れないということなのでは・・・

まあその時は、のんさんと仲の良い別の先輩が
一緒におられたので
お任せして帰ってきましたけどね。
とにかく、のんさんはお酒を飲むと
前後不覚の後に記憶がなくなる人なんです。

以前なんか、
災害地を目の当たりにする一人旅で
杜の都仙台でお酒を飲み、
翌朝気が付いたら大阪の家に帰っていたというほど、
強烈な帰巣本能の持ち主なんです。

豊富な海外旅行の経験もお持ちののんさん。
多分、ヨーロッパや南極で飲みつぶれても、
大阪まで無意識のまま帰ってこられると思います。

朝、目が覚めたら大阪の自分の布団で寝ていて
「あれ~?昨夜は確かパリのモンマルトル通りで
マドモワゼルと飲んでたはずなのに~」
とつぶやいているみたいなね。

doironの交友関係の中に、
こういう人は他にもいる。

I田氏と丸I氏もそうだ。
二人はマラソン大会に行った
火の国宮崎でレース後酒を飲み、
翌朝気が付いたら家で寝ていた
という経歴を持っている。

では、酔っている間の記憶が全くないという、
このような幸せな方々の、
酔っているまさにそのときの
思考回路はどうなっているのだろうと思うのだ。

認知症に対する医学的認識については
かなりの部分まで解明されてきている現代にあって
酒飲みの生態はあまり本気に研究されて
いないように思うのですが、
知らないだけかね。

そもそも記憶がないというのも、
実は頭のどこかには残っていて、
酔ってる時の醜態を
自分の本性だと思われたくないから、
もしかしたら無意識に脳がその記憶を消す
のではないかという疑惑はどうしてもぬぐえない。

いやいや、本当に全く記憶がないんです
と彼らはいうでしょうが、
一緒に飲んでいるこちらにしてみたら、
酔ってはいるものの
その時は日常会話を交わしており
理性はあるわけで、
それが記憶にないというのはどうも、
摩訶不思議で胡散臭く思えるのだ。

あのロッKード事件のO佐野証人のようにね。

それでも
いや、断じてあの時の自分は全く別の人格なんだ
という主張はまげないのだろうか。

先日天下のNHKの有名アナウンサーが
痴漢騒動を起こし捕まってましたよねえ。

何でも酒を飲んでたので記憶が・・・
とおっしゃっているらしい。
もしかしたら、そのアナウンサーも
以前から記憶がなくなるタイプだったのかもしれない
という考えが脳裏をよぎる。

だとすると、
その時の自分が全く別の人格だったんだとしたら、
気の毒だよねえ。

え?なにも痴漢を擁護するわけでもないし、
もし自分がそうなったときの自己弁護を
前もってしているというわけではないのですよ。

でも、ほんとにそういうタイプの人が起こした事件だったとしたら、
飲んで記憶がなくなる人というのは、
痴漢容疑に限らず、
交通事故の加害者または被害者、
不法侵入、わいせつ物陳列罪など
まさにそういうリスクと隣り合わせにいるわけですよねえ。

なんといってもその時は
本当に記憶がないんだ。
そしてその時の自分は何をしでかすかわからんのだ
というのなら、
そういう人はしっかり自覚していただくとともに、
そういう人と飲む機会があるときは、
周りの人間が最後まで面倒を見てあげる覚悟が必要ですよね~。

それはまあ大変なんやけど、
でもね、不思議にそういう人は
とっても憎めないところがあるわけで、
そのへんがまた人生の
なかなか面白いところでもあるわけですな。

あ、ちなみにのんさんは
その日もちゃんと帰っていて
翌日、しっかりコメントをいれてくれてはりました。