ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

収穫祭

2012年11月09日 23時15分57秒 | 生活

昨日までの白浜に続き
今日は、和歌山は御坊にある
義父母の実家の様子を見に行った。

そこを出てから
もう何年になるかなあ。
たまに様子を見に行くことにしている。
国道42号線からすぐ
田んぼの真ん中に
5、6軒の家が建てれるように
開発された一角の
平屋の一階建ての家と
隣にある空地が管理下にある。

その場所は、以前から思っていた
山の神様が海に行くときの
通り道になっているのではないか、と。
というのも山の方で
ドーンと音がしたかと思うと
地響きが足元を通って
海の方に抜けていくことがあったからだ。

そんな神様の通り道にある
家の庭に1本と隣の空地に1本。
合計2本の柿の木がある。

家の近くや公園の柿の木を見ていると
もうそろそろ収穫をしなければ
ならない季節でもあるから、
出かけて行ったわけだ。

昨日、白浜の帰りに通った道を
今日は、ミセスと義母さんを乗せて
南に向かった。

以前、通いなれた道である。

二時間弱で着いた実家では
鈴なりの柿が出迎えてくれた。





う~ん、近年にない豊作である。
夢中になって収穫したら
二本分の柿の木になっていた実が
全部でこれだけありました。



これだけ収穫するのは
大変だったんですよ。
一つ気がついたのが
柿って、上になっている実から採るべきなんですね。
手の届きやすい下の実から採っていると
それまで重みでたわんでいた枝が
徐々に元に戻って跳ね上がり、
高いところの柿は
ますます高くなって取りにくくなるんだよな。

勉強になりました。

収穫はこれだけじゃなく

フェンスに這わしてあった
山芋のツルからそこそこのむかごも
収穫できました。
今夜はそれを甘辛く炊いて
つまみにさせていただきました。

晩酌にはもってこいのおつまみです。



実家は田舎の自然に恵まれた
素晴らしいところです。
でも、悲しいかな
介護を目前にした
老夫婦が快適に過ごせる場所では
ありませんでした。
買い物も、遠い駅近くまで行かないと
スーパーもありません。
いくら近所に、野菜無人販売所が
あったとしても、それだけで
生活をすることはできません。
また、ちょっと体調が悪くなったときに
病院に行くとしても
一筋縄ではいかない距離だ。
田舎を素晴らしいと思えるには
ある程度の若さが必要なんでしょうねえ。

そんな御坊の家の前には、
小川が流れています。
周りに広がる田園地帯に
水を引くために田畑の間を巡る水路です。
そこにいるのが

黒メダカ

いずれこの水路もメダカの
住める環境ではなくなるでしょう。
田んぼと水路を水が行き来する環境が
あって初めて生息可能なんです。

なので、捕えて増やしてあげましょう。
ということで、ほんのひと掬いして捕まえたのがこれ



多分、今年生まれた個体達でしょう。
中には川エビも混ざってました。

年寄りには住みにくいところかもしれません
でも、果実も草の実も
生き物たちも、潤沢にあふれる
素晴らしいところです。

今年、その家と土地を売りに出しました。

まだ売れていないのが
残念でもあり、ちょっぴりうれしくもある
複雑な気持ちの今日この頃です。