岸和田祭りが終わった。
といっても、泉州はまだまだ熱い。
だんじりが疾駆する祭りは
岸和田祭りだけではない。
むしろ、他のほとんどの地域が
10月最初に祭りを迎える。
doironが住む地域でも
祭りは10月の体育の日周辺だ。
岸和田では片付けも終わったが
それらの周辺地域は
これから準備が本格化する。
岸和田は、交通規制も
面で実施されるが
その他の地域は
線で規制が行われる。
この道路は何時から
何時まで通行止め!みたいなね。
そのため、通行止め時に
その道路入り口に
祭り関係者で通行止め看板を置くのだ。
そこには、〇月〇日の13時から15時まで
とか書いてある。
この日付が年によって異なるので
看板のその部分を
整備したりしないといけない。
派手なだんじり祭りも
こんな地味な作業に支えられているわけだ。
先日もそんな看板を整備したり
激突が予想される電柱や
ガードレールに、クッション材を
巻きつけたりをみんなで
手分けして実施しているときだ。
doiron父が杖をついて
ひょこひょこ歩いている光景に
出くわした。
堂々と道の真ん中を歩き
後ろからやってくる車に
「ひけるもんならひいてみい」オーラを放っていた。
それを見た村のものが
doironに
「あのさあ、お父さんが歩くときには、
〇〇さん通行中につき通行止めの
看板置かなあかんな」だと。
まったくできるもんならそうしたいぜ。
できれば、電柱やガードレールの
クッションも年中巻いたままに
しておいてほしいくらいや。
そんな話をしてたら
友達が
「通行止めと書いたシャツを着て
身体にクッション巻いといたらいいやん」やて。
ごもっとも!
ま、そんな話をしながら
ビール好きはビールを飲みつつ
うだうだと準備を進めていく。
ま、これも祭りの一部なんやね。
稲穂が頭を垂れ、
虫の音がいよいよ高まる秋の初め。
各地の村々から聞こえる、祭囃子の練習が
高くなった空に響き渡る
泉州の秋はまだこれからだ。