ここ数年、毎年正月に
書初めをしている。
材料はすべて百均でそろえた。
筆も、書初め用紙も、下敷きも
墨もすべてだ。
墨は、今朝食べたヨーグルトの
空き容器に入れて使う。
立派なリサイクルだわ。
そうそう、文鎮は
一年間貯めた小銭の貯金箱。
松の内が明けたら
全部福祉に寄付の予定だ。
しかし、書初めってなかなか面白いよ。
何て書こうかって考えると
今、自分の中にある言葉に
突然出会ったりする。
意外に気弱な言葉だったら
しっかりせーよといってやる。
傲慢なこと考えてたら
もっと謙虚にと戒める。
人のこともわからんけど
意外に自分のことも
わからんものだわ。
そして言葉が決まったら、
ただひたすら書く。
最初は、慣れない手つきで
そして次第に大胆に。
なにせ、年に1回なので
墨の流れ具合や
筆のはね具合、
紙のにじみ具合、
文字の大きさや配置、
等々、少しずつ思い出しながら
書いては、丸め
気に入るまで
新しい紙をどんどん使う。
何せ、百均で30枚入っているもんね。
書き始めると、ほんとに
書は奥が深い。
ここを直せば
あそこが満足できない。
だいたいこんなもんだろうと
書き終えたと思ったら
筆先から墨が
ポタッ
ぎゃわ~
大騒ぎしながら書いている。
テーマのひとつは
スーちゃんのこと。
昨年書いたのは
「背漏根絶」
当時はどうしても夜の間に
背中におしっこが・・・
だがこれは1年かけて
ほぼ克服できたぜ。
もう夜中に一人で
トイレにいけるもんね。
なので、今年は目標にと
祈りをこめて
「安定歩行」
と書くことにした。
まだ、よろよろと
伝い歩きなので
危なっかしいたらありゃしない。
これを解消するために
今年1年頑張ってみよう。
て、ことで書いたのがこれ。
そんな、両親を二組を抱えている。
そして、仕事も忙しい。
毎日の暮らしを振り返りながら、
書いた、2作目がこれ
とはいえ、こんな暮らしに
甘んじているdoironではない。
少しでも時間を見つけては
トレーニングにハゲむのである。
それは、やはり
ってことでしょう。
なんてことを書きつつ
今年も頑張るぞーと
言い置いて、
手や顔に付いた墨を
洗い流さねばと
風呂に入って出てきたら
奥さんが、残った墨と紙で
書初めをしていた。
まるで、あいだみつを風に
書いたのはこの3枚。
「あいだいくよ」だよ~
だと。
あきれるぜ
わかった、わかった
肩の力を抜いて
自然体でね。
しかし、なんですね~
普段やらない書初めなどと
慣れんことしたら
肩こりますわ
さ、片付けよっと