ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

鎮魂の街

2010年01月17日 21時55分26秒 | 最近の出来事
今日は日曜日。
でも一連の関係で
整理しておきたかったので
午前中仕事をして
結構はかどった。

普段は、ここんとこずっと
応接部屋で面接対応しているので
事務がたまりまくりだ。
そういう点で、本来の仕事に
専念できる休日は貴重なのだ。

サクサクと仕事をこなし
午後から、どうしても今日行きたかった
神戸に一人でぶらっと出かけた。

阪神淡路大震災

平成7年1月17日
つまり、15年前の今日
淡路、神戸方面を
未曾有の(”みぞうゆう”じゃないよ”みぞう”)
大地震が襲った。

死者は6434名、行方不明3名、負傷者43792名

これがこの地震がもたらした
人的被害だ。
他にも、家屋倒壊など
その被害は計り知れない。

そして、数値で測れない被害もある。
それは、人々の心に与えた
心の傷、精神的被害だ。

今日は、そんな人々のための
追悼イベントが
各地で開催されていたので
見ておきたかったのだ。

まずは、昼食。
神戸といえば中華街だ。
最寄のコインPに車を駐めて
ぶらぶら歩くことにした。
軽い運動にもなるしね。

中華街ではいつも行く店がある。
メインの通りを少し横にそれたところに
あるその小さなお店は
doironのお気に入りだ。
雑踏から離れているので
静かだし
少し前までは
扉もない屋台風のお店だったのだが
最近は少し改装して
簡単な扉もでき
お店の体裁を整えつつある。
親父さんもざっくばらんで
doironの記憶で
3代目の店主だ。
1代目、2代目は病気で引退。
2代目は亡くなったらしい。
そして今の店主は
大阪から通っているとのこと。
興味のある人は
またdoironまでお問い合わせください。

ここのメニューでオススメは
中華粽(ちまき)だ。



久しぶりなのでうれしくて
取材を忘れて思わずかぶりついて
しまったから食べさしの映像でスンマソ。

もち米もたっぷりで
肉も入っており
かなりおいしい。
ここでは水餃子もいただいた。



くわえて、やはり
中華街といえばこれ



ふかひれラーメン

これで仕上げて、
街へ繰り出した。

街を歩くと中華街や
元町は他所からの訪問者が多く
いつも通りににぎわっていたが、
にぎやかなところを
少し過ぎた住宅街では
なんていうか、人々の
祈りの声が聞こえてきそうな
気がしたのは、思い過ごしだろうか。

あちこちにろうそくが灯されて
街ゆく人も心なしか
沈んで見えたな。

そんなことを感じながら
たどり着いたのは、
ネットで調べてあった
追悼イベントのひとつ

「よし笛コンサート」



水辺の植物である「ヨシ」を
くりぬいて
リコーダー風にした
手作り楽器だ。

この笛の音色が素晴らしかった。

目を閉じて聞いていると
高い空の景色が浮かんできそうな音。
まるで、空に向けて放たれた祈りが
どこまでもどこまでも高く流れて
被災者の元にまで届けられるような音だった。

演奏者も泣いていました。
観客も泣いていました。
doironも涙腺がゆるゆるに
なってしまいました。

忙しい日々だし
運動もしたかったけど
今日のこの日に
鎮魂の街、神戸に来て
ほんとによかったと
思ったdoironでした。
被災者のご冥福をお祈りします。

届け!祈り