ニセｄｏｉｒｏｎ

最近、そんなに親しくないある人から
ｄｏｉｒｏｎさんはいつも
ＪＲのＯ駅でよく電車を降りてるけど
どこに行ってんの？
と、会うたびに言われる。

きっとよく似た人と
勘違いしているのだろう。
ｄｏｉｒｏｎがＯ駅で降りることなど
年に１度あるかないかである。

たしか、初めて聞かれたときは
そんなことはないと
否定したはずなのに
あまりにしつこいので
最近は、少し面白がって
「はあ、いやまあその」
などとわざと言葉を濁している。
それどころか
「今度見かけたら声をかけてくださいよ～」
とまで、わざと言ったりして。

だって、もしその人が
本当に声をかけたらと思うと、
そしてそれが間違いだったことが
わかった時のことをおもうと
思わずニヤニヤしてしまうよなあ。

そんな意地の悪いいたずらを仕掛けているのじゃ。

それにしても、それほど
ｄｏｉｒｏｎに似た人がいるのだろうか。
それならその人は
知り合いに
「君は何故、Ｓ駅（ｄｏｉｒｏｎ最寄の駅）で
電車に乗ってくるの？」
などと聞かれているのかもね。

この世には自分に似た人が、自分をいれて
３人はいるという話を聞いたことがある。

一人はわかっている。
キムタクだろう。

あ、あっ、
石を投げないでください

引っかかないでください

暴れないでください

砂をかけないでください

お許しくだせえ
私が悪うございましたってば。



かつて、ｄｏｉｒｏｎによく似た人がいるというのは
これまで人生で２度、人から聞いたことがある。

学生の頃、
行きつけの喫茶店で
同じく常連さんだった人（職業：デカ）に
「あんた名古屋にいたでしょう」
といわれたことがある。
名古屋なんて
通過はするものの
一度も足を踏み入れたことのない地だ。
デカの鋭い目つき、観察眼でさえ
欺くほどの瓜二つなんだそうだ。
どえりゃあ驚いたぜ。

それが、まず一人目のニセｄｏｉｒｏｎだ。

そしてもう一度が
仕事をし始めた頃、
職場の先輩に
「ｄｏｉｒｏｎ君も広島に行ってたやろ。
わしも行ってて見かけたわ。
広島焼き食べたか？」
などと、決め付けて
いわれたことがある。

一体、どんなシチュエーションで
見かけたんや？
なぜ、その時に声をかけなかったんや？
知り合いに声をかけたくない
そんな理由があったのか？
その時、知られたくない人と
一緒だったとか・・・
イヤイヤそんな野暮な
推測はやめておきましょう。

それが、二人目のニセｄｏｉｒｏｎだ。

そして今回、よく言われる
Ｏ駅のニセｄｏｉｒｏｎを入れると
ｄｏｉｒｏｎに似た人は
本物をいれて合計４人になる。

言い伝えと
計算が合わんやんかいさ～。

ま、少しだけ特徴のある顔だから

あ、あ、やめてください
また石を投げないでください。
それ以上砂をかけないでください。

ハイハイかなり特徴のある顔です。
まちがいありません。

つまりは、そんな顔だから
勘違いされやすいのですかねえ。

ｄｏｉｒｏｎに許可無く
世間を跋扈するニセｄｏｉｒｏｎたちに
一度会ってみたいものだぜ。

とりあえず、ＪＲに乗ったら
Ｏ駅に注目やな。