雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

オリエント急行殺人事件

2018-01-13 11:48:48 | 映画
久しぶりに映画を観に行ってきました。
"オリエント急行殺人事件"です。
名探偵ポアロが登場する有名な話です。
何度も映画化やテレビドラマ化されていて内容は
わかっています。
それでもやっぱり観たいです。
今回の映画の良かったところは何といっても
風景です。
イスタンブールの海の風景もよかったです。
でも列車が雪を頂いた山々の間を走る広大な
風景はすばらしかったです。
視点が人の目線ではなく空中からのものが多く
あります。
雪崩で列車が止まった場所が木で組まれた橋の
上です。
この橋の構造も美しかったです。

まず現実にこの場所に行くことはないでしょうから
居ながらにして世界の風景を見られることは
映画の楽しみの大きなところです。
映画にはまっていたのは中学、高校生のころです。
どっぷり映画にのめり込んでいました。
あのころは現在の場所からどこにも行くことは
かなわず映画が別の場所へ連れて行ってくれる
ものでした。
親の庇護の元にある者としてはいかんともしがたい
ことではありますが、苦しさを感じていました。
この映画の風景は、あぁあのころは夢中で映画を観て
いたなぁという懐かしい気持ちを思い出させて
くれました。

話しの内容を知らない人もみえるでしょうから
詳しくは書けませんが、最後の場面はなんとも
さみしく苦しそうに見えました。
この人たち癒されているのだろうか、いやこれから
先も一生辛さを背負って幸せにはなれないのでは
ないのだろうかと思えました。

1974年に映画化されたイングリッド・バーグマンや
ショーン・コネリーが出演していた版では、最後の
部分はハグしたりお酒を飲んだりして笑顔で終わって
いたような気がします。
殺人の後でこれはないだろうという気もしましすが
これからの人生を前向きに切り開いて生きていける
のだろうなという感じをいだかせてくれました。

どちらの映画がよかったかはいえません。
それぞれです。

雪で列車が止まった間の出来事です。
つい先日、新潟で雪のため列車内に十数時間
閉じ込められる出来事があったばかりです。
オリエント急行は豪華列車ですから止まっても
ゆったりと過ごせます。
かたや日本の列車では立っていた人がいたとか、
過酷な状況でしたね。

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