柴田よしき著"風味さんのカメラ日和"を読みました。
風味は東京から洋菓子屋を営む実家へ戻りました。
友達に受講者が少なくて困っているからと、初心者
向けのデジカメの講座に参加するよう頼まれました。
講師は知念です。
"バッテリーの残量が不足しています"
初心者のための講座とは言えバッテリーの残存に気を
つけましょうから始まったのに呆れる風味です。
猫とネズミの人形を全員で撮って写真を見ました。
同じものを取っているのにまったく違う雰囲気を
醸し出しているのに驚きました。
"記念にならない記念写真"
海野さんは退職しています。
嫁、姑の仲が悪いです。
孫の写真を撮るのが楽しみで撮って嫁に見せたところ
激怒され孫には合わせないと言われました。
ピントが合っていない写真ばかりだとはいえそれほど
怒られる訳が分かりません。
"寂しい写真、寂しくない写真"
無意識に取った写真が素晴らしい飛翔画像となりました。
偶然の産物です。
講座の仲間の湯川ひなは写真が寂しいといいます。
絞りや露出、構図によって写真は変わるという専門的な
話しが出てきて、私のように写真はカメラに全て
おまかせしますという者には難しくてわかりません
という状況です。
"1足す1は"
受講生の一人の山口はプリントアウトした自分の写真に
嫌悪感を感じると言います。
写真家になりたかったけれど、家の跡を継ぐはずの兄に
死なれ歯科医になることを選択しました。
何にも考えずにただパシャパシャと写真を撮っている
だけです。
いい写真を撮ろうと考えてやり出したら難しいもの
なんですね。
私には無理、これからもカメラにおまかせです。
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