雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

聖域

2014-11-04 21:00:00 | 
著者 : 大倉崇裕
東京創元社
発売日 : 2008-05

大倉崇裕著"聖域"を読みました。
山岳小説です。
草庭はある出来事から山を止めていました。
大学時代に共に山に登っていた安西に誘われ山に登りました。
海外の山に遠征するほどの体力、技術を持った安西が
遭難するはずのない塩尻岳で遭難しました。
落ちたところを目撃した人たちがいます。
岩陰になっていたとのことで草庭は突き落とされた
のではないかと疑います。
塩尻岳は安西の恋人の牧野絵里子が遭難した場所です。
職場は配送センターで学生時代のアルバイトの時から
働いています。
しかし同僚たちは登山にいい感情を持っていません。
草庭は仕事を休んで安西の遭難を調べることにします。
「山小屋を守ろう」の運動をしていた人たち三人との
接点がわかってきます。
そのうちの一人が冬の池に落ちて亡くなります。

登山の描写が多くあります。
山に登らなくなって久しいですが山はいいですね。
高い山も冬山も行ったことがなく本格的な山は
わかりません。
本では登る苦しさはあまり伝わってこないので結構
楽に登れてしまうような錯覚に陥ります。
最後はかなりなどんでん返しです。

コメントを投稿