はらだみずき著"帰宅部ボーイズ"を読みました。
男子中学生たちの3年間を描いた物語です。
中学時代の友人たちと過ごした忘れられない日々です。
八木直樹は中学の入学式の日に金崎文彦にいっしょに
帰ろうと声をかけられました。
梅本弘もいっしょでした。
梅本は直人の名前を山羊としつこくからかいました。
直人は梅本を殴りつけます。
金崎と八木は友達となりました。
金崎はカナブンと呼んでくれといいます。
カナブンは小さな体ですが運動神経は抜群です。
直樹は野球部に入部したかったのですがバレーボール部へ
振り分けられてしまいました。
野球部への変更を願い出てやっと聞き入れられましたが
部の雰囲気に馴染めなくて数ヶ月で辞めてしまいます。
カナブンもサッカー部を辞めています。
写真家の小島を他の中学校の生徒に脅されているのを
助けて、友達になりました。
小島は祖父と暮らしていて音楽や映画、雑誌など新しい
ことを教えてくれます。
小島はテツガクと呼ばれます。
直樹は野球部に恨まれていてつけまわされます。
大勢に囲まれたところをカナブンの引かない勢いに
相手が退散して助けられます。
カナブンの家は母親が夜の仕事で一晩中いません。
テツガクの家も両親が離婚して祖父に預けられています。
みんなで見たアメリカの青春映画に出てきたスケート
ボードを手作りして楽しんだりします。
映画監督を夢みているテツガクが映写機を回します。
カナブンの恋があったり喧嘩があったり3年間が
過ぎていきます。
テツガクは祖父の死で母の元へ引越していきます。
カナブンが大勢の不良に連れ去られた時に直樹は
すぐに動くことができませんでした。
何かが変わっていきます。
中学を卒業してそれぞればらばらの高校に別れ
中学時代は終わりました。
懐かしく、ほろ苦い時代ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます