雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

指名手配 特別捜査官 七倉愛子

2017-08-31 21:00:00 | 

新見きよみ著"指名手配 特別捜査官 七倉愛子"を読みました。
七倉愛子は三十半ばの警察官です。
子供時代は親の転勤で海外を転々としました。
結婚して夫の海外勤務についていきました。
夫の不倫で離婚し、日本に戻って母親と暮らしています。
愛子は数か国語がわかります。
その知識で特別枠で採用されました。
ところが配属先は指名手配されている人物を探す
見当たり捜査をする部署です。
毎日外を歩き回っています。

窃盗で指名手配の藤森洋行を見つけました。
連れて行った所で彼は浅野満の免許証を持っており
その名で仕事もしています。
別人ではありますがこれだけ顔が同じ人物がいる
ことに愛子の同僚らは双子ではないかと思います。

浅野は殺人事件で犯人ではないかと疑われましたが、
確実なアリバイがありました。

二人の過去を調べました。
やはり双子でした。
二人が生まれた時には両親は離婚していました。
会うことなく暮らしてきました。

この双子の一人が殺されました。
殺したのは双子のうちの一人です。

双子の事件の調査の間に単独の事件も交えて話しは
進みます。
この双子、性格はかなり違っているみたいです。

思いもかけない警官という職業についた愛子の
仕事に対する思いも興味深いです。