雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

きつねの嫁 居酒屋お夏六

2017-08-18 21:00:00 | 

岡本さとる著"きつねの嫁 居酒屋お夏六"を
読みました。

"梅干し婆ァ"
口入れ屋の龍五郎は梅干しを漬けるのが上手い
婆さんのお竹と知り合いました。
麻布へ出かける時はお竹のところへより梅干しを
食べるのを楽しみにしていました。
お竹は孫のお松と暮らしていました。
自分の身を守るには少し知能が劣るお松のことを
お竹は心配し、自分の死後のお松のことを龍五郎へ
託しました。
ちょうどお竹の家に泊まった夜にお竹は亡くなりました。
そうでなければお松の運命は大きく変わっていたでしょう。

"きつねの嫁"
三次は草鞋作りをしています。
油揚げが好きでお夏の店でも毎回食べています。
過去に何かあって生きる気力をなくしています。
おこんは豆腐を売って歩いています。
三次がおこんから油揚げを毎朝買うことから次第に
二人は親しくなっていきます。
三次は何かを始めることに躊躇しています。

"干柿"
お夏は昔世話になった槌右衛門が亡くなったと知らせを
受け上尾に出かけました。
途中で二十歳ぐらいの商人の娘のお光とおとものおたかと
出会いました。
気丈な二人ですが、お夏は二人といっしょに旅をすることに
しました
途中でお光の姉を死に追い詰めた男と出会います。

"しらすおろし"
お夏の店の近くに休み処を開いている平吉という男がいます。
店は娘のおもんに店をまかせ笠や草履を作ってくれる農家を
まわっています。
平吉はしらすおろしが好物でいつも食べています。
平吉が突然亡くなってしまいます。
おもんは平吉が匕首と黒装束を見つけてお夏に相談しました。
前作りの仲太郎という男が近づきおもんと結婚して店に
住み着きました。

4話目は姿の見えない敵の千住の市蔵が影にいます。